陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

令和六年分の確定申告はじまります

2025-02-18 | 政治・経済・産業・社会・法務

2月は逃げる、飛ぶように時間が過ぎる。
お正月気分が冷めやらぬ1月半ば、さっそく税務署から送付されたのは、確定申告書。ずいぶん、早く届きました。税務署、はりきりすぎじゃない? もしかして、紙派が少数派になってきたからかも。

青色申告をしている私、まだ電子申告をしていません。
理由は?-Tax対応のスマホを所持してないため、55万円控除でも構わないため、国のマイナンバー等の管理ずさんさを信用できないため。会計ソフトをクラウドで使いたくないため。そしてやはり万が一のことを考えて紙で保存しておきたいため。たぶん、アナログすぎて損しているのだろうけども。

会社の経理さんもご存じでしょうが。
事業の決算が確定するまでは、次年度に会計を繰り越せないんですよね。自分の本業は零細規模の個人事業なので、確申終わり次第、今年の1月~2月分の記帳作業をはじめます。そのため、紙の帳簿も並行してそろえているんです。

事業用の帳簿とは別に家事消費を把握するための家計簿もつけているけども。やはり紙に記録しておくほうが見やすいです。家計簿も年間収支と残高を暦年で比較するためにエクセル記帳もしているけれども。紙でふりかえるほうが、反省しやすいのですね。

健康を害して兼業会社員をやめたので、時間にゆとりはできた反面。
収入は減ったし、医療費は増えたので、申告作業はかなり憂うつ。一年の稼ぎが数値化されて悲喜こもごも、実に胃の痛い日々。

昨年はこの時期、かなり絶不調で寝たきり同然でぎりぎり提出だったのですが。今年は暦の関係上、例年(3月15日)よりも締切が2日ほど延びたうえ、健康状態もやや持ち直したので早めにはできそう。第一弾の分は、初日に提出できました。

納税の申告作業も、日々の経理作業もルーティン化されていますから、いったん自分でルールを決めてしまえば、楽といえば楽。
しかし、年度によって大がかりな出費があったり、勘定科目に迷うような記帳もあったり。

令和6年分の特別税額控除も、勤め先の毎月の給与から住民税の控除されていることが多いのですが、確定申告が必要な場合は、申告書に記入しないと所得税が高くなってしまうそう。うっかり、忘れるところでした。書かないと、定額減税が無効になるって恐ろしや。

この特別税額控除、期間限定なのかな?
税負担が重い! 生活費が厳しい! との国民の不満が高まっているから政府が配慮したのでしょうが。年収の壁問題もどうなることやら、ですね。いずれ、基礎控除をひきあげるのかな? 食品や光熱費だとか生きていくのに必要なものは消費税ゼロにして、たばこや酒と同じで、嗜好品みたいなものや娯楽サービスには税を課せばいいと思うんですよね、たとえばギャンブル税とか。

電子申告を促すためか、今年から申告書に収受印を押さなくなったのだけども。窓口で書類(提出用の正本のみ)を黙って出せばいいだけになって、じつはとても助かっています。提出者の名前書かされたり、半端な知識をもった女性職員さんに言いがかりつけられたことがあったり、窓口ですごくいやな思いがあったので。

10年ほど前に比べると、パソコン記帳が進んだのか、会場への来場者もほぼ見かけず。
正直、青色申告会などに入会して教えを乞うのは無駄だと思っています。私の場合、知り合いの税理士法人がいるからなのですが。今だったら、ウェブ検索もできるし、書籍も豊富にそろっているので自学できるのではないかしら。

学校で金融教育するぐらいなら、確定申告のやりかたぐらい授業で習わせてもいいんじゃないかと思います。会社が事業継続できるとは限らないし、フリーランスで勤めたりする若い子も多いはず、ですから。

医療費控除も、数年前から明細書さえ出せば、領収書の添付もいらないし。
電子申告すれば添付資料も不要なのはわかるけれども、逆にどういった資料が必要なのかわからなくなるので、私はつけていますし、ファイリングも怠りなくしています。

それにしても、時代的に事務作業上の紙をなくす流れですけども。
たびかさなる大企業や行政の情報流出騒動を目にするだに、とうめんは紙での申告を継続させてほしいと願うのでした。



(2025.02.17)


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