先週、春分の日は春の嵐で東海汽船も2日間欠航し、1週間順延となってしまった伊豆大島。今回もなんと初日は雨の天気予報だが、風は弱く海上は比較的穏やか。しかし、サクラを一気に満開に咲かせた暖かさは消え去って、結構肌寒い。久里浜から高速船で大島岡田港に着くと、石田さんが桟橋に迎えに来てくれていた。
早速支度して一本目は秋の浜。今回は通算500本目の記念ダイブだ。といっても、年明けから悪天候で潜れない日や大島に来られない日のため、延び延びになっていたものだ。柳場さんに「記念に何か珍しい生き物を見せて~」とお願いし、正面際をガイドしていただいた。途中、体長30cmほどのヒラメが目をキョロキョロさせていて、1枚パチリ。それを撮影している同行のKさんも一緒にもう一枚パチリ。
-43mの正面際の岩壁に着くと、柳場さんがソフトボール大のクダヤギの根元付近から小さなエビを穿り出して、クダヤギの先端付近まで連れ出してきてくれた。体長1cmほどのクダヤギクモエビだ。海底地形や地質の違いで大島ではクダヤギ自体が珍しく、そこに付くクダヤギクモエビは今シーズン大島初登場のレアものだそうだ。
壁に沿って戻ってくる途中、-25mの岩の亀裂では、カラマツ(?)の枝をしっかり抱えたツノナガオオホムラを見せてもらった。両足の端から端まで30cm近くありそうな大きなカニだ。
左砂地とゴロタの境目付近ではホウボウを見つけた。いつもは砂地を這うようにして泳ぐホウボウだが、この日はダイバーに囲まれて殺気を感じたのか、中層に上がって逃げ出した。そうなると、かえって格好の被写体になり、私たちにさらにパパラッチされるハメに。
エキジット後、500本記念写真を1枚撮ってもらい、クラブハウスに戻るとカナさんから素敵な手作り記念品をいただいた。
軽い昼食を挟んで、2本目も同じく秋の浜。陸上では少し西風が強くなってきたが、まだ海面は静かで影響はない。今度は正面のゴロタ地帯をのんびりと一周ガイドしてもらった。(下の各写真をクリックすると、それぞれ大きな写真のリンクを開きます。)
アカホシカクレエビ |
オキゴンベ |
ジョーフィッシュ |
キイロウミウシ |
オルトマンワラエビ |
ハナタツ |