ソニーの最新のミラーレス一眼カメラ α6700を購入しました。
5年前にα6300とSea Frogsのハウジングを購入して、翌年には水没のためα6400に買い換えて以来使い続けて来ましたが、その α6400を下取りに出して、α6700への買い換えです、中古品ですが。α6400もとても高性能でまだまだ使いこなせていませんでしたが、一番の不満な点だった内蔵フラッシュに関係する制約が解消されたのです。その不満点をもう少し説明すると・・・ ミラーレス一眼カメラを水中ハウジングに入れて撮影するとき、外部の水中ストロボを発光させるために内蔵フラッシュの発光を光ファイバーケーブルで導いてトリガーするのですが、内蔵ストロボは毎回フル発光することになってカメラの内蔵バッテリーを消費してしまいます。内蔵フラッシュ使用では連写機能も使えません。不要な時の内蔵フラッシュをOFFにしようにも、ハウジングの中にあっては水中では内蔵フラッシュを収納できません。この不満を解消するために、一時はフルサイズミラーレスのα7Rシリーズへのステップアップも夢見ましたが、資金面のハードルが高すぎて・・・
そんな時、α6700が発売になりました。それもα7R シリーズの最新型と同じAIフォーカス機能を搭載して!そんなハイライト先進機能も魅力的ではありますが、私には何よりも内蔵フラッシュが廃止となって、水中でもスイッチ操作だけでフラッシュの強制発行と発光禁止を切り替えられるようになったのが嬉しいのです。これによって、(1)水中でも連写機能を使用できる、(2)カメラの内蔵バッテリーの消費が抑えられる、といったメリットが得られます。
マニュアル撮影モードの時の絞り値切り替えが、このシャッターボタン前面のダイヤルに移動しました。
カメラ本体から内蔵ストロボが廃止されたたため、カメラ上面のホットシューにLEDフラッシュトリガーを取り付けます。ストロボ発光撮影モードではこのフラッシュトリガーの発光を光ファイバーケーブルで導いて、外部の水中ストロボを発光させます。
フラッシュトリガーは外部ストロボを発光させるだけなので、発光量は大したことなく消費電力も僅かです。
他にもα6700には多くの新機能が搭載されて、操作ボタンやダイヤルも一部追加変更され、一回り大きく重くなったように感じます。そのため、対応する水中ハウジングも買い換える必要になりましたが、それでも Sea Frogs製品は割安なので助かります。その代わり、オートフォーカス専用となる制約は続きます。Sea Frogsのα6700対応40m防水ハウジングです。内蔵のリークセンサーに加えて、バキュームリークチェッカーも装着しました。ポートはE18-105mm/F4対応のフラットロングポートです。
ハウジングの内部は、以前のα6400用ハウジングより窮屈になった感じです。カメラとレンズのセットをハウジングから取り出さないとバッテリー交換出来ない点は以前と変わりませんが、内蔵フラッシュ廃止の分のバッテリーの消費が減るので、おそらく1日3ダイブの間くらいはカメラのバッテリー交換は不要になるでしょう。
ポートを交換するには、従来のα6400用ではカメラ本体を取り出してから、ハウジング内部のビス留めされている緩み止めパーツをドライバーで取り外す必要がありましたが、今度はそのようなビス留めパーツはなく、ハウジングの前面のロックボタンを押してポートを回転させるだけでポート交換可能になりました。しかし、ポートだけ外してもカメラ本体の前面下寄りにあるレンズ交換のロックボタンには届かないので、レンズ自体を交換するには相変わらずカメラ本体をハウジングから一旦取り出す必要があります。これではボート上で潮風に吹かれたり砂埃が舞うような場所では、レンズとポートの交換作業は躊躇せざるを得ません。このあたりは、NやAなど有名ブランドの実績豊富なハウジングに一歩も二歩も及ばないところですが、三倍近い価格差を考えたら仕方ないと思います。
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進水式は再来週の予定です。乞うご期待。