柏島ダイブツアーの2日目は、朝から晴れて気温は22℃。まだ北風が吹いていますが前日よりだいぶ穏やかになって、各ポイントとも問題なく潜れそうです。
一本目は勤崎。前日のナイトロックスから、今日は通常のエアー使用に切り替えて、30m以深解禁です。水温26℃、透明度15mと上々のコンディション。エントリーしたら、まずはやっちゃんのチームと一緒にー37mのアケボノハゼを観察に向かいます。体長15cm近くありそうな大きな個体で、引っ込まずに愛想良く撮影させてくれました。
ものの2分ほどで数枚撮影したところで、ー48mの海底へターゲットを探しに先行していたまっちゃんからチリンチリンと合図があり、急いでライトの方角へ向かって下りてゆくと、・・・
ナギナタハゼ !
それも3cm足らずの小さな可愛い個体💛
わずか4分ほどの撮影で、バディにも撮影ポジションを譲り、ダイコンの減圧停止指示に急かされて浅場を目指しました。途中でもう一度アケボノハゼに立ち寄ると、まだ元気にホバリングしていましたが、もう撮影している時間はありません。ふつーならアケボノハゼ単独だって「超」が付く人気者で、みな撮影しに潜るのに・・・
この後は、浅場で延々40分間遊びました。
浅場のサンゴの隙間をチョロチョロ動き回るコバンハゼは、じっくり待ち構えて撮るのが肝要だけれど、シャッタースピードの設定を間違えた~( ;∀;)
まだ10cm足らずの小さめのモヨウフグ。
1時間ほどの休憩時間を挟んで、2本目は後浜の1.5番ブイに潜りました。なだらかな砂地斜面は共生ハゼ天国、しかもゲストは総勢6名しかいないので、一人一匹ずつ撮り放題の贅沢三昧です。
ー20mくらいまで戻って来たところで、ハコフグ2匹がイチャイチャしていました。
ここで問題発生!(+_+) カメラのモニター画面にメモリーカードの書き込みエラーの表示が出ています。動画撮影の画質設定はHD画質の60fps、メモリーカードにはちゃんとV30のビデオスピードモードのSDXCカードを使用していて、しかも同じビットに繰り返し書き込みされないよう、普段から記録画像は容量いっぱいちかくまで使用してからまとめて再フォーマットしていたのに・・・ カメラの電源を一旦切ったくらいでは復活しません。Transcendには裏切られた気分。
その後も30分ほど、ー10ほどのボート下周辺の浅場では岩陰やテーブルサンゴの隙間などに次から次へと面白い、可愛い被写体が出て来て、他のゲストが思う存分撮影しているのを眺めて回っていました。
☆ ☆ ☆
昼食後の3本目は、ラスベガス。昔は様々なベラ類(wrasse)が入り乱れていた印象が強いのですが、定番のベラばかりで寂しい限りです。代わってやたらと目につくようになったのが、アカオビハナダイ。
浅場に戻って来る途中で見せてもらったのが、Redback dragonet (和名はまだなし。)元来はもう少し熱帯域に生息するようだけれど、温暖化か高水温域の北上の影響なのでしょうか。それはどうでも、とにかく可愛いです💛
ニシキフウライウオ x3匹。しかし、あ~、シャッタースピードの設定が狂ってた( ;∀;)
今年の夏は30℃近い高水温域に見舞われて、柏島周辺のサンゴ礁のあちこちで無惨に白化したサンゴやイソギンチャクが目に付くのですが、ここラスベガスのアンカー直下には一面に元気なイソギンチャクが広がって、大小のクマノミとミツボシクロスズメが乱舞しています。
水面を見上げると、大きなタイワンカマスの群れが通り過ぎて行きました。丸々と太った大きな個体で、本当に美味しそう😋 余談ですが、この晩の夕食には徳田旅館の女将さん手作りのカマスの押し寿司をいただきました。こちらも肉厚で絶妙の締め加減で、美味しく頂きました。