10月10日、柏島ダイブツアーの3日目です。今日も天気は晴れ、気温22℃、北風3m/s。今日から参加のゲストさんが加わって、リクエストはやはりナギナタハゼ。そこで今日お休みのまっちゃんに代わってだいちゃんが奮起して、1本目の勤崎で深場へ探しに先行して行きました。数分遅れてエントリーした私たちゲストダイバーですが、ほとんどアケボノハゼで待つこともなく、だいちゃんから鈴とライトの合図が来ました。
今日は途中の斜面でもいろいろ観察・撮影したかったので、私は早めに切り上げて浅場へ向かいました。
イバラタツ
ハダカハオコゼ
ダルマハゼ
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2本目は、ひょっとして勤崎。エントリーして間もなく、ウミシダに隠れるようなホホスジタルミの幼魚を発見。
このポイントは、ー20mからー25mにかけて幅広い斜面に数多くのソフトコーラルが茂る、実にカラフルな海底風景です。まずはオルトマンワラエビ。
スケロクウミタケハゼ
ハダカハオコゼ
ー10mまで上がってきたところで、だいちゃんの十八番のオリヅルエビの登場です。しかし小さい。肉眼では歩脚は見えていないので、大きさは5mmほど、まさにゴミです。恥ずかしながらAF頼みで撮影して画像を確認しても、エビの姿は判りませんでした。超絶擬態の名人です。
近くではキリンミノbaby。だいちゃんの指と比較すると、その小ささをお判りいただけるでしょうか。
他のゲストとガイドが全員ー10mの海底に這いつくばってマクロ撮影に没頭している頭上のー3mでは、キビナゴの群れとメジナの群れが固まっていました。
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昼食後の3本目は、ラスベガス。そしてこれが私の1400本目の記念です。
まず最大水深42mまで下りてみましたが、やはりハナダイ系の方が主体です。この写真はスミレナガハナダイ。
タテジマヘビギンポ 尻びれがこんなに綺麗だったとは、知りませんでした。
綺麗な黄金色、スミツキカノコ Blackspot squirrelfish - Sargocentron melanospilos
タテジマヤッコ - Genicanthus lamarck
ここにもクマドリカエルアンコウ。でも全然可愛くない。
コジカイソハゼ - Eviota pellucida かな?体側にも小赤色点が見える。
バラハタ 幼魚 - Variola louti yg
真っ白なイソギンチャクがあちこちで目に付くのは、この夏の高水温域の影響なのでしょうか。ちょっと痛々しい姿に見えて、あまり積極的に写真を撮りたいと思えないんです。それでもこの白色と微妙なピンクは、画作りには素晴らしい景観を提供してくれます。
もう予定の潜水時間60分を迎えてボートに向けて浮上し始めたところで、アンカーロープの直下でだいちゃんが呼ぶのに行ってみると、2匹のミヤケテグリ。でも仲良く並んでいる ・・・のではなさそうです。尾びれどうしをパシッ、パシっとぶつけあって喧嘩しているようです。その様子を捉えようとビデオモードに切り替えて待ったのですが、2匹離れてしまいました。
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夕食後にはスタッフとゲストの皆さんに、私の1400本記念ダイブを祝っていただきました。Cカードを取得してから38年になります。同じ趣味をもつ多くのバディの皆さんと感動体験を共有することが、ダイビングを長く続けるモチベーションです。