新しいカメラα6700を携えてウキウキ気分で三連休の伊豆大島へ進水式に来たのに、カメラのファインダーとモニターが薄暗くて海中で思い通りの写真を撮れない問題に直面し、事前の準備不足とは言え2日間のダイビングが無駄になってしまったようで憂鬱でしたが、宿に戻ってカメラの設定メニューを片っ端から確認していったところ、・・・
有りましたー! 「ライブビュー表示 設定効果反映」なる設定項目を発見。
これがカメラの出荷時設定で on になっていたのでした。これを off に切り替えたら、マニュアル撮影モードでもISO感度、シャッタースピード、絞り値に関係なくファインダーとモニターに撮影前の画像が明るく表示されるようになりました。これで新しいカメラをフル活用できます。
翌朝は晴れ、風も穏やか、秋の浜も波静かで絶好のダイビング日和です。夏帆さんのガイドで2本潜りました。
フタイロハナゴイ
タテジマキンチャクダイの幼魚、体長は2cmくらい。
コガネスズメダイはチビちゃんから成魚まで山ほどいます。
テンクロスジギンポ、体長は約10cm。
レンテンヤッコのチビちゃんです。
ムスメベラ 幼魚、体長は約6cm。
今年の伊豆大島は、熱帯域から流れて来るスズメダイの仲間の幼魚がめっきり少ないです。ようやく目に入ってきたのは、段落ちを上がったところの石の隙間にいたミヤコキセン、体長は2cmほどのチビちゃんでした。
2本目も秋の浜ですが、1本目の際沿いからコースを変えて今度は正面の砂地へ、もう一度ニシキフウライウオを撮りに潜りました。エントリーしてからー6mくらいの中層を沖へ向かって泳いで行くと、イサキの群れに出会いました。
目的地のー25mの砂地に着くと、2日前と同じトサカに同じように3匹のニシキフウライウオ。
ガラスハゼ、体長約2cm。
今年の伊豆大島では、例年よりアカハチハゼの姿が目に付きます。この2匹はラブラブなのか、ずーっと寄り添って泳いでいました。
ウメイロモドキの子供たち。
段落ちの人気者、黒いクマドリカエルアンコウ、体長は3cmほど。でも、この日はこんな向きでしか映ってくれません。
最後にエキジット直前、ハシゴの下にミカヅキツバメウオの幼魚、体長は25cmくらい。ん?この場合、体長って口吻から尾ひれの先かな?それなら10cmくらい。
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台風21号の残骸低気圧の影響で最悪の場合はまったく潜れない日もあるかも、とやきもきしましたが、蓋を開けてみれば3日間で6本、楽しむことが出来ました。新しいカメラは準備不足で設定方法に四苦八苦しましたが、最後には思い通りの設定で撮ることができ、最新モデルの高性能の一端を垣間見ることが出来ました。次回は外付けクローズアップレンズの準備も整えて、さらにα6700の実力を引き出す写真を撮るべく修行を重ねたいと思います。