#588 秋の浜 右の駆け下り、Jan 18, 2009, Entry: 8:53, Exit 9:52, Elapsed time 59 min., Max depth 40.8m, Visibility 15m, Water temp 14℃
天気予報では良く晴れて南風で気温が上がると言っていたのに、薄曇りで日差しは弱く、北風で気温はちっとも上がりません。今日もガイドダイビングのゲストは私一人なので、コウリンハナダイをリクエストして秋の浜の右の駆け下りへ潜りました。途中で見せてもらったのは、グレーと白のイロカエルアンコウ。あちこちの岩の上には体長3cm~5cmほどのヒラメの子供が見られました。
-25mほどのゴロタ斜面のキンギョハナダイの群れの中に、目指すコウリンハナダイの♀が1匹混じっていました。うまい具合に有馬さんが上から、私が下から挟み込んで、じっくりと観察できたのですが、スイスイと泳いで逃げ回るのでなかなか撮影できません。おまけに明るい水面をバックに逆光のため、AFもAEもなかなか決まらず、何枚かシャッターを切ったものの、ついに思ったような写真は撮れませんでした。
この他には、-40mでルリハタの成魚、稀種だけれど何とも地味で目立たないセダカハナアイゴ、大島では数少ないナシジイソギンチャクに付くアヤトリカクレエビ、カイメンに鎮座するオレンジ色のイロカエルアンコウ、ミナミゴンベ、これも稀種だが地味で目立たないミナミアカエソ、コケギンポsp.、オランウータンクラブも観察しました。
ミナミゴンベ | アヤトリカクレエビ |
イロカエルアンコウ(オレンジ色) | コケギンポ sp. |
#589 秋の浜 正面ゴロタ~左の砂地、Entry:11:33, Exit 12:23, Elapsed time 50 min.. Max depth 30.5m, Visibiliy 15m, Water temp 13℃
2本目は、朝の高速船で東京から到着したNさんとバディで、秋の浜の正面ゴロタから左の砂地へ潜りました。ゴロタ地帯では体長3mmほどの極小サイズの黄色いイロカエルアンコウ、ウスアカイソギンチャクに付くアヤトリカクレエビを観察し、左の砂地に下りたところでイソカサゴのアルビノ、ムチカラマツエビ、イズカサゴ、ウミテング、ガラスハゼを観察しました。
段落ちでは、岩穴の奥にルリハタの若魚、転石の陰にはバラハタの幼魚も見られました。マツカサウオの幼魚はまだ居るかなと思って岩穴を覗いてみましたが、こちらは目に入ってきませんでした。
それにしても冷たい! 水温はさらに1度下がったようです。ウェイトを1kg多めに付けて、ドライスーツの排気バルブはLockにセットして自動的には抜けない様にし、スーツ内に多めに空気を溜め込むと、いくらか暖かく潜れます。