春に三日の晴れなし。朝からどんよりと曇って、朝の最低気温も7度と真冬に逆戻り。日中も気温は上がらず、昼頃からは雨が降り出すとの天気予報だ。それでも、海は穏やかなので、せっかくの休日だから楽しく潜ろう!
一本目は、昨日目撃情報がありながらも見られなかったヒメクサアジに、再びチャレンジするべく、有馬さんのガイドで秋の浜の右のゴロタを目指した。昨日、Iさんに目撃された個体は30cm以上ありそうな成魚だったそうで、そんなに隠れるサカナでもないのでいれば必ず見つかるはずと思い、-35m~-40mで少々範囲を広げて探してみたものの、やっぱりフラれてしまった。帰り道、大きな岩に挟まれた洞窟のような隙間の中に、体長20cmほどのソウシイザリウオを有馬さんが見つけてくれた。少し浅くまで戻ったところでは、小さな岩の上に置物のようにニセボロカサゴが座っていて、私たちダイバーの格好の被写体になってくれていた。-10mくらいのゴロタ地帯の砂溜りでは、体長7~8cmありそうなコブヌメリも見つけた。
![]() ソウシカエルアンコウ |
![]() ニセボロカサゴ |
![]() コブヌメリ |
二本目は、数日前より石田さんが目撃したというルリハタの幼魚を求めて、有馬さんのガイドで正面際の-25m付近の岩壁を目指した。途中、ベニカエルアンコウ、ヘリトリコダマウサギなどを見せてもらい、頭上には百匹近いイサキの群れを見ながら水深を下げて行った。肝心のルリハタはかなり用心深いとの情報のため、石田さんに目撃されたと思われる岩壁では左砂地側の少し離れたところから静かに黄色いサカナに目を凝らし続けた。しかし、10分近くネバったものの、それらしき影も現れず、あえなく退散。段落ちまで戻ってくると、柳場さんが壁に、巣穴から飛び出しているアライソコケギンポを教えてくれた。じっとしていてくれるので、クローズアップレンズを付けてカメラを慎重に構えてもたもたしていたら、ピュっと近くの巣穴に逃げ込まれてしまい、残念。減圧停止をかねて、トウシマ団地の住人たちをじっくりと写真撮影してみた。
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