オリンパス E-410では、記録メディアとしてxDピクチャーカードとコンパクトフラッシュ(CF)カードが使えます。xDピクチャーカードは1枚の容量が最大2GBしかなく、10MピクセルのJPGで記録するSHQモードで約290枚、RAWモードだと約179枚しか記録できません。私は多い時には1回のダイビングで40枚くらい撮るので、1日3本潜るとそろそろ記録容量が足りなくなってきます。ボートダイビングの時などでは、ダイビングの合間にカード交換はなるべく避けたいので、もう少し大容量の記録メディアを使いたいところです。 同時に挿入できるCFカードスロットにも大容量のCFメモリーカードを入れておけば、途中で記録先を切り替えればよいので解決します。
しかし、あいにく私は512MBより大容量のCFメモリーカードを持ち合わせておらず、しかも新たに大容量カードを買おうと思うと割高です。代わりに、4GBのSDメモリーカードとSDHCメモリーカードをすでに持っているので、これを有効に活用するためにSDメモリ用CFカードアダプタを購入しました。JOBOのSD/SDHC CompactFlash Card Adapterという製品で、ヨドバシカメラで4,725円でした。添付の取説によると、SDメモリーとClass 4までのSDHCに対応とありますが、英文のパッケージにはMMC 4.0、RS-MMC 4.0も記載されています。
実際、次のメディアを試してみました。Compact FlashとxD Pictureカードは、このアダプタを使わずにカメラの各スロットに入れた比較データです。
種類 | メーカー | 容量 | 型番 | 読み書き | 書き込み時間 |
SDHC Class 6 | Transcend | 4GB | TS4GSDHC6 | Ok | 3.40" |
SD x150 | Transcend | 4GB | Ok | 3.20" | |
microSD | I-O Data | 512MB | Card Error | ||
RS-MMC | Transcend | 512MB | TS512MRMMC4 | Ok | 4.86" |
Compact Flash | Kingston | 512MB | Ok | 3.60" | |
xD Picture Type M | Olympus | 1GB | Ok | 4.05" |
なお、microSDとRS-MMCは、これをカメラに入れて記録メディアに使うつもりはあまりありませんが、このメディアに書き込んで携帯電話機に差し込むと、パソコンを使用しなくてもそこから写真付きメールとして送信できるので、このブログの投稿にも使えるようになります。
microSDカードは、SDカードスロットのアダプタを付けて、CFカードアダプタのSDメモリーカードスロットに入れることになりますが、SDカードスロット用のアダプタがSDメモリーカードスロットにすっぽりと入ってしまうので、先の尖った針のようなもので引き出す必要があり、指先だけでは取り出せなくなってしまいます。この点は、取説にも「miniSD, MicroSDなどの小型SDカードをSD型のアダプタに入れて本製品に絶対に挿入しないでください。形状の問題により本製品からSD型アダプタを抜き取ることが大変困難です。」との注意書きがあります。