関東地方はずいぶんと久しぶりに良いお天気の週末になりました。前回は4月の初めに1晩山荘に来て以来、横浜で引越し整理などに追われていたので、6週間ぶりになりました。軽井沢駅から矢け崎川に沿って歩いてくると、イワツバメ、ミソサザイ、ヤマガラ、メジロといった春の小鳥たちが盛んに囀っていましたが、冬鳥のゴジュウカラの声もまだ聞かれ、キビタキやカッコウなどの本格的な夏の小鳥たちはまだのようです。
山荘に到着すると、前庭のヤマザクラが満開に咲いていて、思わず万歳! このサクラ、植えてから5年くらいになりますが、昨年までは元気がなくて1~2輪くらいしか花をつけませんでした。また、門の近くの枝垂れモモにも、真っ赤な花がいっぱい咲いています。周囲のモミジが茂りすぎて陽射しが遮られてしまったせいか、昨年はあまり花が咲かなかったので、冬前にモミジをずいぶんと切って日当たりを良くした甲斐がありました。その他、前庭のシャクナゲや、敷地のあちこちに植わっている何種類かのツツジも、今が真っ盛りに咲いています。
一方、玄関脇や前庭のツツジ花壇の前、奥の庭、さらにはお勝手裏にまで、あちこちにイノシシが掘り返した跡があります。よく見ると、隣家の立派なコケ庭も、盛大に掘り返されています。何とも困ったヤツです。
午後になると、時折にわか雨が降ってきて、雷まで鳴り始めました。布団干しはちょっと無理そうです。そのうち、大粒の雨音が始まったと思ったら、霰が落ちてきました。15分ほどで止み、夕方には日差しも戻ってきて、キビタキ、アカハラ、イカル、アオゲラ、カワラヒワの声が聞こえました。でも、まだ遠くでほんの一声くらいずつです。
夕食後、すっかり暗くなった中を伯父を北軽井沢へ送ってゆく道中、小瀬温泉近くで1匹のハクビシンが道路を横切ってゆきました。