先月にXactiを水没させてしまって以来、買い換えるカメラを検討していた。かつてはSP-560UZを真剣に考えていたものの、そのハウジングの実物を店頭で手にしてみると、「これ、デジ一と同じ」と感じる大きさにためらってしまい、折しも各社からの最新デジ一がみなライブビュー機能を備えて発表されたところで、今一度コンパクトなデジ一も選択肢に加えて再検討した。比較検討の対象は、①オリンパス SP-560UZ、②オリンパス E-410、③キャノン EOS-40D。この中で、まずEOS-40Dが本体の重さでアウト。①は簡易ながら動画も撮れるメリットがなかなか捨てがたい。しかし、フォーサーズ規格の利点を活かした本体とレンズのコンパクトさから、②の選択に落ち着いた。かくして、すでに本ブログでも今月はじめから登場しているように、オリンパスE-410とZuiko Digital ED 14-42mmズームレンズを購入した。秋葉原の安売り店で６６，０００円。
しばらく陸上でE-410を使ってみた結果、まずAFの速さと正確さ、露出補正などの作画機能の操作性は、コンパクトデジカメとは一線を画すものがあり、性能面では大満足。一方、期待したライブビュー機能は少々期待外れだった。ただ、これについては、AELボタンを積極的に使いこなせば、印象も変わってくるかもしれない。
さて、次は水中ハウジングの購入だ。とは言っても、E-410用のハウジングはオリンパスのPT-E03しか市販されていないので、選択の余地はない。購入資金のやりくりだけつけて、ネットを駆使して少しでも安く入手可能な店を探し、購入に向かった。とその時、アテナ工央からオリンパスPT-E03向けのレンズポートが発売されていることが判った。しかもオリンパスのPPO-E05より軽量かつコンパクト。残念ながら価格は割高になる。これは実際に店頭で実物を確かめる必要があろう。というわけで、さっそく市内の量販店へ出向いてみた。まず店頭でPT-E03の実物にE-410をセットし、マスクまで借りて、少々心配だったファインダーの見え具合を試してみた。その結果は上々。陸上使用よりも若干遠くなるものの、画角はほぼ全面くっきりと見える。ただし、右側に表示される各種情報は、ほんの少し視点を移動しないと視野に入らない。でも、これならOK. 懸案のレンズポートは、あいにく14-42用のアテナ製品の実物はなかったものの、同じアテナ製で別カメラ向けの類似製品をみせてもらった結果、やはりこちらに決定。幸い、この量販店ではキャンペーンか何かでPT-E03の一台に特別の値引き枠があるらしい。それで値引きしてもらうと、ネット通販の最安値を若干下回るので、価格も納得。その結果、ハウジング、レンズポート、ズームギア、手持ちのストロボと接続するための光ケーブル、おまけにポートカバーの５点を、合計１６７，０００円で注文した。
