朝から薄曇りのはっきりしない天気です。散歩がてらに神宮字の枝垂桜を見物してきました。もう花びらはほとんど散った後です。山荘のすぐ裏手では、コムクドリが見られました。
妻を連れ出して、野鳥の森へバードウォッチングに出かけました。湯川に注ぎ込む沢筋に沿って登ってゆくと、キセキレイ、ミソサザイ、センダイムシクイ、ゴジュウカラ、ビンズイが見られました。やや遠くには、コルリ、クロツグミの声が聞こえていました。尾根筋へ登って別荘地を経て戻ってくる途中では、コゲラ、アカゲラ、サンショウクイ、アオゲラ、オオルリ、キビタキが見られました。トンボの湯のすぐ近く、観光客で賑わっている湯川沿いに、再びオオルリの姿。今度は結構間近で撮影できました。
最後に湯川沿いの藪で、すぐ間近にヤブサメの声が聞こえました。ヤブサメはウグイスと良く似ていて、なかなか姿は見えませんが、その声はとても特徴的です。といっても、ほとんどの人はヤブサメの声を聞いても、それが小鳥の声とは思わず、草むらの虫の声だと思うでしょう。ヤブサメの声は音域が非常に高いため、高齢者の耳には聞こえにくくなります。今回、ヤブサメの声がはっきり聞こえたので、まだまだ自分の耳は若いぞ!と自身が持てました。
夕方、山荘に戻って二階の窓から外を眺めていると、なんとオオルリが電線にとまって、そこから飛び立っては空中で虫を捕まえて電線に戻るフライキャッチングを繰り返していました。こういう時は一声も鳴きません。