朝9時にホテルに迎えに来てもらい、コンビニでお弁当を買って、桟橋から「きゅらむんⅡ」に乗り込んでダイビングに出発した。一本目は大島海峡の東側に近い「黒崎」のポイント。潮汐表では10時前に干潮で潮が止まるはずなのだが、ポイントのブイに到着してみるとまだかなり流れている。のんびりと器材のセッティングや海底地形のブリーフィングなどしながら20分近くボート上で様子を見ていると、ようやく少し流れが穏やかになってきたところでエントリーした。
砂地の斜面を目を凝らしながら下って行くと、数多くのダテハゼに交じってホタテツノハゼやヤノダテハゼも目に入ってきた。Cicoさんに手招きで呼ばれるままに-23mの岩に近づくと、アケボノハゼがホバリングしている。ほどよい流れなのだろうか、しきりに捕食していて、近づいてもなかなか巣穴に引っ込まない。約20cmまで近づいてじっくりとビデオ撮影もさせてくれた、とても良い子だった。別の-24mの岩陰には鮮やかな水色のハナヒゲウツボが体をくねらせていた。
アケボノハゼ |
ハナヒゲウツボ |
昼食休憩をはさんで、2本目は大島海峡の東の端に位置する「三角岩Part 2」ポイントに潜った。ここは、大島海峡では珍しく、トンネルのような複雑な海底地形が楽しめるポイント。Makoさんに呼ばれて大きな岩の隙間を覗き込むと、大きなウコンハネガイがキラキラと青白い光を放っていたので、これもしっかりビデオ撮影。トンネル途中の大きな岩穴では、天井にアオギハゼが数匹いて、ライトを当てると紫色の尾びれがとても美しい。
海底地形 |
ウコンハネガイ |
ガラスハゼ |
夕飯は中華料理屋さんへ行って、唐揚定食を食べたが、唐揚のボリュームに圧倒されて超~満腹になった。