よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望4205(オリオン大星雲 with Ver2.2)

2024-11-29 01:00:00 | SeestarM天体
オリオン座
M42 オリオン大星雲
SeestarアプリVer2.2、フレーミング×1.3、-3°
(撮影予測時間は0.7hour=42分)
11/27深夜(~0:37まで)
10秒露出42分、LPフィルター使用
画像イ、画像ハを写真アプリで調整
M42はオリオン座の小三つ星の真ん中、肉眼でも確認できる正に大星雲。

11月25日にSeestarアプリがVer2.2にアップデート。今回の目玉はインテリジェント・ディノイズイング機能の搭載。早速M42を観望して試してみました。
私レベルでは、いや~凄いの一言。フレーミング機能を搭載したVer2.1でも2回観望していて、2回目は苦労して観望。苦労して画像処理。ブログアップの準備していたのですがボツになりました(^^;

フレーミング機能改善のアナウンスはありませんでしたが、こちらも問題なく撮影完了。周辺のあれも随分改善された?
問題はライブスタック開始までに星が流れて、何度もやり直ししたこと。

他に、ケレス、冥王星、海王星、天王星、NGC1360と観望しましたが、そちらは確かに改善されているが、『Oh!』とまではいかないかな(未熟者の個人の感想です)。

以下は比較のための画像

画像ロ、撮ってだし

画像ハ、インテリジェント・ディノイズイング適用後
画像ニ、ライブスタック11分インテリジェント・ディノイズイング適用
11月29日午後追加
Seestar本体のFitsを飽和部分を小さくする方針で、彩度等調整後、ディノイズ適用、写真アプリで調整
もう一息だということで、本体からFitsを取り出し
SiriLで弄りたわし、ASIFitsView、マイクロソフトPhotoで弄りました。
さらに、Affniy Photo2.5

見た目色がもう1つですが
トラペジウム解像できてます(^_^)/



参考資料等



星見娘で電視観望4202(オリオン座 M78 Casper Ghost Nebula)

2024-11-26 01:00:00 | SeestarM天体
オリオン座 M78/NGC2068 Casper Ghost Nebula 反射星雲
画像イ、11/22・23、30秒露出合計約66分
表記のNGC2071は右上の星雲のもの(^^;
(Seestar本体で、再スタック・画像調整、写真アプリで調整。本命の23日分で人工衛星通過、そのフレーム除去の為、ついでなので2日分の個別Fitsファイルを再スタック)
画像ロ、Seestarアプリの解説
M78は距離約1600光年の反射星雲(=星間分子雲が恒星の光を反射することで見えている天体)。

日本ではウルトラマンの故郷として有名ですね。今は設定が変わってM87が故郷だそうですが、外国では、Casperとのこと。これも懐かしい(^^;一目見て確かにそうだと思いました。昔は幽霊といえば、オバケのQ太郎かキャスパーでした。50年以上前の話(^^;


画像ハ、Seestarアプリのアノテーション
ごちゃごちゃでわからないので、
ピンチアウト拡大

画像ハ、導入画面

バグなんでしょうね。M78を中央に入れるとNGC2071と表示され、画像ロの解説も表示されません。少しあせりました(^^;
画像ニ、導入画面広域


(覚書)
このあたり(もしかしたら黄道付近)は、Seestarで導入してライブスタックに入ると、星が流れてライブスタックが暫くできません。(追尾速度が合っていない?)
暫く様子を見ていると、治まってライブスタックが始まります。ただ、目標天体が中央から西へ流れているので困ります。
私は、次のどちらかで対応しています。
その1、ライブスタックを止め、3秒露出のプレビュー画面で明るい星を目印に手動で目標天体を中央付近に移動させる。
その2、ライブスタックを止め、SkyAtras(星図)画面に戻り、導入仕直す。2度目でだめなら、何度も繰り返す。
1の良い点・悪い点・・・慣れれば短時間で目標天体を中央付近に導入できる。完全に中央というのは難しい。天体の表示名が変わらない。
2の良い点・悪い点・・・自動でやってくれるので楽。やり直し1・2度で終われば良いが・・・時間がかかるときがある。表示名が変わる時がある。
紫金山アトラス彗星は、尾が長い時は1で中心からズラし尾ができるだけ写るように対応した。
まあ、ケースバイケースかな(^^;

参考資料等
02) Seestarマニア Junpyさんのサイト
03)Constellation StellarScenesさん『星座』へのリンク

電視観望の記録等関連Blog

よしべ~の業務報告
2024/11/25
曇り
無線LANルーター交換で1日費やす
中継機2台
アレクサ3台
スマホ等5台
スマート電球2台
エアコン2台あと1台
リモコン1台
まだあるけどまた今度(^_^)
忘れていたSeestarS50とASIAIRのステーションモードこれはやっとかんとあかんわ(^^;





星見娘で電視観望4198(ぎょしゃ座 M37 1月の塩胡椒星団?)

2024-11-22 01:00:00 | SeestarM天体
ぎょしゃ座
・M37/NGC2099 Junuary Salt and Papper Cluster
・テスト Sh2-240/Simeis147(スパゲッティー星雲/レムナント)中心部
画像イ、M37、11/5、25分のライブスタック
画像ロ、Seestarアプリのアノテーション
M37は距離約4000光年の散開星団。Wikipediaでは、
ぎょしゃ座のM36・M37・M38の3つの散開星団の中で最も規模が大きく、500個以上の恒星からなる星団である。集中度はたて座のM11と同じで大きさは約2倍ある。
明るい星の中に微星が多くちりばめられており、小口径でも見応えがあり、大口径の望遠鏡になればなるほど星が多く見えてきて、どの望遠鏡でも楽しめる星団である。双眼鏡では星雲状に見え、M36、M38とともに視界に入る。口径10cmでは多くの星々が確認でき、微星も見える。
とのことです。

前回、8月2日午前4時にSeestarS50によるメシエ天体コンプリートの為、やっつけ観望したM37。観望時間帯が変わり、ライブスタック1枚目から『Oh!』と見た目の違いに感嘆した。天の川の微光星の中で輝く存在感。ライブ画面でも充分美しいのに驚いた(^_^)

そして、SeestarS50の解説には『Junuary Salt and Papper Cluster』があるので、ピンチアウトで拡大して見ると
画像ハ、ピンチアウト拡大スクショ
2色に近い見た目が表れ、『塩胡椒(orゴマ塩)』に納得(^_^)

画像ニ、導入画面広域

画像ホ、Seestarアプリの解説

昨年もぎょしゃ座の観望は行ったのだが、様々な天体があり、最後の方は頭の中がトマトになって、観望のまとめまでいたらず(^^;
これで今年はまとめが作れそう。

そして、今後の為に超難関天体のSh2-240(スパゲッティ星雲やレムナント、大変淡く大きく写すのが難しいので無理ナントとかも呼ばれてます)をSeestarS50で取りあえず1回見てみる(^_^)
まあ、影も形もなかったが(^^;

画像へ、Sh2-240中心部、11/5、12分のライブスタック

画像ト、Seestarアプリのアノテーション

画像チ、観望位置

画像リ、導入位置広域





星見娘で電視観望4197(くじら座 M77 Squid Galaxy、NGC1055)

2024-11-21 01:00:00 | SeestarM天体
くじら座
・M77/NGC1068/Cetus A/Squid Galaxy 渦巻銀河
・NGC1055 エッジオンの渦巻銀河

画像イ、M77(中央)、NGC1055(上)、11/2、34分のライブスタック

(SiriLで画像処理)
前回の観望では
M77(距離約6000万光年)はくじら座の渦巻銀河。M天体だからと軽い気持ちで観望したが、銀河界のスーパースターならぬスーパーギャラクシーらしい。というのは発表された論文の数はNo1。しかもその数は他の銀河の論文の合計より多いという。
さらに、スカイアトラスの観望位置確認ではCetus Aの名前が。またブラックホール当たった!
色々な説明を要約すると、星の輝き以外の光(電磁波)を放出しているのが活動銀河、その中で、カール・セイファートさんが分類したのがセイファート銀河、中心部が特に明るいという特徴があり、現代では中心部のブラックホールの活動によると考えられている。
つまりセイファート銀河は中心部に大質量ブラックホールを持つのということになる。
確かに、画像①でも中心部の明るさは見てとれる。
ところで、NGC1055(距離約5200万光年)はSeestarでもよくわかる見事なエッジオンの渦巻銀河。英語版のWikipediaの翻訳では、M77より大きいとのこと。
と興奮した様子がありあり(^^;
前回は、2つをできるだけ中央に置いて一緒に観望したのですが、今回はそれぞれに失礼のないように、34分2回撮り(^_^)

画像ロ、Seestarアプリのアノテーション

画像ハ、導入画面広角


画像ニ、NGC1055(中央)、M77(下)、34分のライブスタック
(SiriLで画像処理)
M77のライブスタックが30分を越えるのを待ちかねて、M77より立派に見えた(実際、視直径は大きい)NGC1055のライブスタックを開始したのですが、『隣の柿は赤い』というやつでしょうか。思ったほどでは無く(^^;口径5cmのSeestarではこんなものかとションボリ。
画像ホ、SiriLのアノテーション
画像へ、導入画面

画像ト、導入画面広域












星見娘で電視観望4196(ふたご座 M35、NGC2158)

2024-11-19 01:00:00 | SeestarM天体
ふたご座
・M35/NGC2168/Mel41 Shoe-Buckle-Cluster
・NGC2158(フレーミング機能使用×1、+約45°)
画像イ、M35、11/05、25分のライブスタック
(右中央少し上にNGC2158が半分写っている)
前回は8月2日早朝、メシエ天体コンプリートの為に10分やっつけ観望(^^;ライブスタック開始早々あまりの違い、美しさに息をのむ。それを画像できちんと残せない腕のなさが悲しい(^^;

閑話休題

M35は距離約2800光年視直径28分の大きな散開星団。肉眼でも見えるそうだ。Wikipediaによると
シェゾーは「ふたごの北の足の上にある星団」と記録を残している。(中略)シャルル・メシエは「カストールの左足にある非常に小さな星の集団」
それで愛称がShoe-Buckleかとやっと納得。何度も何度も画像イ見て、どこが靴の飾り?と考えこんでました。
画像ロ、Seestarアプリのアノテーション

画像ハ、導入画面広域

画像ニ、Seestarアプリの解説

実は、M35のライブスタックに入る前、SkyAtlas(星図)画面でNGC2158を見つけ少し悩んでM35はそのままの画角で、観望後、NGC2158はM35も加えて観望することにした。
なお、NGC2158は距離約11000光年の古い散開星団、昔は球状星団と考えられていたとのこと。記念撮影レベルですがSeestarS50のVerUpで画角が自由になったことは確かめられました。これは収穫でした(^_^)経緯台の画角固定の弱点がかなり緩和された。

画像ホ、NGC2158、11/06、30分のライブスタック
(フレーミング機能で右に回転させM35(下)といっしょに)

画像ニ、Seestarアプリのアノテーション

画像ホ、ピンチアウト拡大

画像へ、導入画面。ここからフレーミング機能で右に回転させて位置調整


参考資料等
02) Seestarマニア Junpyさんのサイト
03)Constellation StellarScenesさん『星座』へのリンク
06)NGC 2158 - 英語版Wikipedia この画像は球状星団にも見えるわ(^^;

電視観望の記録等関連Blog