よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録4087(いっかくじゅう座 ばら星雲 with SV220)

2024-11-14 01:00:00 | C天体
いっかくじゅう座 C49/NGC2237-9, 2246 ばら星雲、NGC2244/C50 散開星団
*SV220(1.25インチ):SVBONYの所謂DBP(デュアル・バンド・パス・)フイルター。Hα(赤)とOⅢ(緑青)の輝線を通す。帯域幅7nm。

画像イ、11/12、SV220使用、3分露出60分のライブスタック、トリミングあり(北上)

(SiriL+StarNetで画像処理、写真アプリで画像調整)
SeestarS50に星雲観望用として搭載されているDBPフィルター(=LPフィルター)。その実力を知っていたので、他の機材用に購入しなければと考えていたのですが、Xでgetaさんのクリスマス・ツリー星団の画像を見て衝撃を受け衝動買い(^^;
この1枚で元とれた気分です。getaさん有り難う。
星の色を変えすぎた。反省。(^^;

閑話休題

ばら星雲は、NGC2244/C50散開星団(距離5200光年)のまわりに広がる散光星雲、距離は5500光年。有名複合天体で、カルドウェル・カタログの番号C49もついている。

画像ロ、ライブスタック後のASIAIR画面スクショ撮ってだし

画像ハ、ライブスタック直前
(30秒Preview画面スクショ)
前日は30分で電線地帯に突入したので、Previewで中心の6個の星を目印に昇るのを待ちました。
画像ニ、ライブ画面スクショ
実は星が全て縦長の楕円。ブログでわかるかどうか。画像イはSiriLの逆畳み込みで修正済。フィルター傾いてる?
画像ホ、導入画面広域(前日の観望時のもの)

画像卜、参考:SiriLで画像処理直後(北上)
6年前のWin11パソコンですが、4Kサイズの画像処理なんとかなりました。

(覚書)DBPフィルター
HαとOⅢの輝線のみを通すフィルター。サイトロン・ZWO・SVBONY・オプトロンなど各社から販売されている。一番有名なのはオプトロンのL-Ultimateでお値段約5渋沢(よしべ~基準)。よしべ~には縁のない代物。
サイトロン(安心の日本製)とZWO(Seestarで実績あり)のどちらかを買おうと検討していたが、getaさんのクリスマス・ツリー星団を見てやられました(^^;
なお、調べてみると同じDBPフィルターでも少しずつ違いがあり、SV220とZWOがアマゾンでほぼ同じ値段で安い。Hαの帯域がSV220の方が狭く光害カットが強め(撮影に時間がかかる)の違いあり。SV220は一時に比べ恐ろしくプライスダウン。結局、本当は撮りたい天体に合った物を選ぶんだろうとは思ったが、貧乏グリ-ンハンドのよしべ~は、安さで選んだのでした(^^;

観望データ)
場所 メダカベヤ
日時 2024/11/12、午後10時頃から約1時間
(主鏡)FMA135+ASI585MC+SV220(Gain252)
(ガイド)SV165+ASI120MM+UV IRCut
(架台等) 赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR plus、iPad mini6、ダーク、フラット、バイアス補正あり

参考資料等
02) Seestarマニア Junpyさんのサイト
03)Constellation StellarScenesさん『星座』へのリンク


蛇足)
画像イを作製後、画像処理を行うWindows11デスクトップパソコン。通常Macbook Airからリモートデスクトップ(ソフト名、Microsoff Remote Desktop)で操作しているのだが、ESETのウィルス対策ソフトをUpdateして、きちんと設定したら繋がらなくなりました(^^;
2時間ほど悪戦苦闘。
結局、PC nameをパソコン名の『i5 9400F』からip addressの『192.168.×××.×××』に変えて事なきを得た(^_^)






電視観望の記録4080(ぎょしゃ座 IC405+IC410)

2024-10-25 01:00:00 | C天体
ぎょしゃ座 IC405(C31)+IC410 勾玉星雲+おたまじゃくし星雲
画像イ、10/10、3分露出×20枚、CBP使用、トリミングあり

(SiriL+StarNet、GraXpertで画像処理)
記録4075(勾玉星雲)、記録4078(おたまじゃくし星雲)に続けて、両方を1枚に。
画像ホの導入画面・画像ハの画面を見て、完璧と自画自賛。これでグリーンハンド卒業も近いかと思ったのです。
が、
電視観望そんなに甘くない(^^;
観望後スタックされたFitsファイルをストレッチ(=星雲を強調)して見ると、電線が写り込んでました(^^;
観望中は全く気がつかず。
画像処理中に外を見ると『あった。電線あった。こんな低い所にも電線あった!』と気付いてなかった電線を発見!
予定より大きくトリミングして、ストレッチも中途半端に終わる。
めげずに頑張ろう。精進あるのみ。

画像ロ、SiriLアノテーション(ストレッチ前)

画像ハ、ASIAIR画面スクショ、写真アプリで調整
左上斜め、右中央縦に電線の写り込みあり。気づいてみればそのあたりの星が少しボケているような。ZWOの技術すごすぎて観望中は気づかず。
画像ニ、ライブ画面スクショ

画像ホ、導入画面

画像へ、導入画面広域


観望データ)
場所 メダカベヤ
日時 2024/10/10PM10:30頃から約1時間
(主鏡)FMA135+ASI585MC+CBPFilter
(ガイド)SV165+ASI120MM+UV IRCutFilter
(架台等) 赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR plus、iPad mini6
ダーク、フラット、バイアス補正あり
SiriL+StarNet、GraXpertで画像処理、トリミングあり

17)星見娘4155(C31 勾玉星雲)






電視観望の記録4079(ペルセウス座 二重星団h+χ)

2024-10-22 01:00:00 | C天体
ペルセウス座 NGC869+NGC884/C14 h+χ(エイチ・カイ) /二重星団
画像イ、10/10、1分露出×20枚のライブスタック、CBP使用

(SiriL、GraXpertで画像処理)
画像ロ、ASIAIR画面スクショ撮って出し

胎児星雲・ハート星雲観望前、ガイドチェックの為の観望。星団などは肉眼で見るのが一番美しいらしいですが、電視観望も美しいです。それで予定外の観望となりました。しかし、画像処理(画像イ)、スクショ(画像ロ)に負けているようで悲しい(^^;

閑話休題

NGC869(h Persei)は距離約7500光年の散開星団。見かけの等級は3.7。NGC884(χ Persei)は距離約7600光年の散開星団。見かけの等級は3.8。Wikipediaによると
肉眼でも存在が確認できるため、すでに紀元前からヒッパルコスにより「恒星ではない、かすかな光のかたまり」として記録されていた。
さらに
この天体が2つの星団であると明確に認識したのは望遠鏡によって観測したガリレオ・ガリレイまたはウィリアム・ハーシェルであるとされる。
とのこと。(星見娘4157より再録)

画像ハ、SiriLによるアノテーション
画像ニ、ライブ画面スクショ

画像ホ、導入画面

観望データ)
場所 メダカベヤ
日時 2024/10/10PM9頃から約20分
(主鏡)FMA135+ASI585MC+CBPFilter
(ガイド)SV165+ASI120MM+UV IRCutFilter
(架台等) 赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR plus、iPad mini6
1分露出×20枚のライブスタック
ダーク、フラット、バイアス補正あり
SiriL+StarNet、GraXpertで画像処理、トリミングあり


よしべ~の業務報告
2024年10月21日
すごい天気が続いています(^^;
夕方からは空全面雲
少しでも青空が見えればと
待機していたらまさかの雨
午後9時半過ぎやっと雲の切れ目から月が
Seestarで

直ぐにまた雲の中へ(^^;
以上です







電視観望の記録4075(ぎょしゃ座 C31勾玉星雲)

2024-10-12 01:00:00 | C天体
ぎょしゃ座 
AE Aur(ぎょしゃ座AE星)
C31/IC405/Sh2-229 勾玉星雲/Flaming Star Nebula

画像イ、3分露出×21枚、トリミングあり
(AE Aurは星雲の中の輝星)
9月5日にSeestarで観望していて、その時は全く勾玉に見えませんでしたが(^^;
AE星と英名のFlaming Starが面白くて・・・長いですが再記します。

『Wikipediaによると
IC 405(Sh2-229、Caldwell 31)は、ぎょしゃ座の散光星雲である。不規則型(I)の爆発型変光星であるぎょしゃ座AE星を囲み、輝線星雲IC 410や散開星団のM38やM36、ぎょしゃ座ι星の近くに位置して見える。中心星の固有運動はオリオン座のベルトの領域にまで遡ることができると推測されている。星雲は約5光年に渡って広がっている。日本では勾玉星雲と呼ばれる事もある。
とのことです。Flaming Starは『輝く星』と訳されるようです。なお、検索をかけると、Weblio辞書がヒット、それによると
『燃える平原児』(もえるへいげんじ、原題:Flaming Star)は、1960年制作のアメリカ合衆国の西部劇映画。
となってました。さらに詳細があって
クレア・ハフェイカー原作の小説「燃える槍」(1958年)の映画化。白人とインディアンのハーフを主人公とした西部劇。ドン・シーゲル監督、エルヴィス・プレスリー主演。プレスリーは演技派に徹している。
原題の意味は「輝く星」で「インディアンは死を迎える時に輝く星を見る」という言い伝えから。
関係あるかないかわかりませんが・・・』

今回は勾玉に見える画像が撮れてよかった(^_^)/
画像処理で苦労したが・・・(→覚書へ)

画像ロ、画面スクショ(アノテーション)

画像ハ、ライブ画面スクショ

画像ニ、導入画面

観望データ)
場所 メダカベヤ
日時 2024/10/1PM10頃から1時間
(主鏡)FMA135+ASI585MC+CBPFilter
(ガイド)SV165+ASI120MM+UV IRCutFilter
(架台等) 赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus、iPad mini6
3分露出×21枚のスタックFitsファイル(ダーク、フラット、バイアスあり)を
SiriL+StarNet、GraXpertで画像処理、トリミングあり
写真アプリでホットピクセル除去など

覚書)
SiriLにスタックされたFitsファイルを読み込むと、一面に縮緬ノイズにようなものが、『デザリングしたよ~』と心の中で呟くが後の祭り。オマケに赤のホットピクセル等も見られる。兎に角DenoiseとGraXpertで、0.8ぐらいの強力ノイズ消し、再度SiriLに読み込むとまだ消えてない。SiriLのDenoiseを全部かけて、大分ましになったので画像処理を続けた。最後ホットピクセルはiPadの写真アプリで手作業いや指作業でポチポチ消しました。(^^;



よしべ~の業務報告
2024/10/11
いつものSeestar
太陽
等倍(70倍)

2倍

そして午前3時半過ぎに上弦を迎えた月
薄雲ごし
月モード

風景モード

2倍30秒Raw動画からのスタック
最後はM42のテスト観望
とある田舎の自宅から60秒


DSO観望の記録
FMA135+585MC
IC1805+IC1848(△)、N1499、M36+M37+α
Seestar
C72(△)、NGC288、C70




電視観望の記録4068(おうし座 C41/Mel25ヒアデス星団)

2024-09-13 01:00:00 | C天体
おうし座 C41/Mel25 ヒアデス星団

画像イ、9月11日深夜、3分×3枚のライブスタック画像2枚をICEで合成
久しぶりに赤道儀化AZ-GTiでの観望。ねらいはM31アンドロメダ銀河だったんですが、空の状態も悪く、ピント合わせ、極軸合わせ、ガイドのキャリブレーションに手間どり、2日目の深夜にやっとM45で観望スタート。2天体目のヒアデス星団。

閑話休題

C41/Mel25ヒアデス星団は、距離150光年、おうし座の1等星アルデバランの近くに広がる散開星団(アルデバランは含まず)。日本ではその形状から釣鐘星(つりがねぼし)と呼ばれていたそうだ。
画像ロ、星座線記入
私の機材と腕では全体が写せないとあれこれ思案していたが、案ずるより産むが易し。何とかなりました(^_^;)/
撮影は次の画角で撮った2枚をMicrosoft ICEで合成している。
画像ハ、ASIAIRの導入画面

ASIAIRはモザイク撮影モードを持っているが、それを生かせる画像処理技能がないので・・・(^^;
今回はこれで御勘弁をm(__)m

画像ニ、SkySafariによる観望位置

2024年9月11日午後12時頃、晴れ(になった)
メダカ部屋観測所
おうし座 C41/Mel25(ヒアデス星団)
FMA135+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus32G+CBPフィルター+iPadmini6
Raw8、Area3840x2160、Gain=252、Exposure=180s×3frames、約33°C、ライブスタック
iPadmini6上でスクショ。Microsoft ICEで合成、「写真」アプリで、各調整など。

2024/09/12
Seestarで20分ほど太陽頑張りましたが、雲から出ず。本日は省略(^^;
夕方6時にお月さま~
iPhoneSE3で

ズーム最大、トリミングあり

Seestar風景モード

月モード2倍20秒Raw動画スタック

まさにギリギリ(^^;