

7月の星空
7月16日午後9時 平松雑草公園建設予定地にて
画像① 元PNGファイルより、約1500×1600ドット切り出し、90°回転
7月16日は大星夜と呼べるような素敵な星空。ベランダからの観望か迷うところだが、薄雲ありで失敗した6月の撮影を思い出し、館長の許可を得て平松に出かける。南にはさそり座、北には久しぶりの北斗七星が爛々と輝いている。これ撮りたい。しかしカメラの向き間違えた。両方一部しか写ってません。残念。8月は天の川が天頂付近に来そうなので来月頑張る。2方向撮る。平松はよしべやから車で3分の距離。しかし星空はさらに綺麗。星座ビノでの眼視観望に入ろうとしたところで、館長から帰投命令の電話。急いで帰投。
翌日から画像を確認して星座線を入れる。はくちょう座・こと座・や座はすいすいと引ける。こぎつね座は、iステラHDで確認しながら慎重に、Cr399コートハンガー(画像③)も確認。わし座・たて座もOK。さそり座。からす座OK。難航したのはヘラクレス座。2・3度投げ出す。しばらく時間をおいて、うしかい座などの周りの星座線を入れる。周りから比較してヘラクレス座OK。へびつかい座なんとかOK。でかい。どこがへびつかい座でどこがへび座?後で調べる。いるか座は最後まで確証持てず今回はパス。取りあえず星座線入りました。
画像② 画像①の元ファイル
画像③ Cr399コートハンガー部分切り出し拡大
撮影データ
天の川銀河(さそり座~はくちょう座)
画像① 元PNGファイルより、1570×1100切り出し
さそり座、いて座が目標だったが、途中から天の川がよく見えていることに気づき撮影。暗黒帯も写っていて満足。画像処理下手だけど初天の川、良しとしよう。
撮影後久しぶりに星座線を引く。ピントが心配だったが、割とよく撮れていた。星座線もすいすい引ける。や座まで引いて、もしかしてコートハンガー写っているかもと思い探すと、写っていました(画像③左上赤丸)。そしたら、干潟星雲もわかるかもと探すとこれも見つかる(画像③いて座近くの赤丸消えかけたM8の文字のところ)。暗黒帯の中に浮かぶ島のようで、たしかにLagoon(環礁)にみえる。眼視でも星座ビノで探したがこちらは認識できなかった。天の川と各星座の位置関係がわかり満足。他にも、みなみのかんむり座、おおかみ座、たて座・・・恒星を確定できてすいすい星座線引けた(画像③)。ただヘラクレス座などがはっきりしなかったのが残念。
画像② シュミット流星観測セット
画像③ 画像①に花子フォトレタッチで、星座線・星座名記入等。
画像④ iステラHDによる該当位置
画像⑤ 別画像、天の川がよくわかるように強調処理。1280×1024トリミングなし、2frames60秒
参考資料
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社
4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン
5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社
6)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン
13)や座~Wikipedia
4月17日夕方快晴 平松雑草公園建設予定地
PlayerOne2.5mmCSレンズ+Neptune-CⅡ
SharpCap4.0で、ライブスタック。Save exactly as seenでPNG保存。
ステライメージLiteで、画像調整。
Microsoftフォトで、色・明るさ調整。
花子フォトレタッチ3で、星座線・名称等記入。
iステラHDと国立天文台の4月の星空を参考に星座線等を記入。
新月の2日前、平松雑草公園へ広角での星空撮影に出かけた。
先月猿の鳴き声がうるさく。早めの撤退をさせられたが、対策として、車の中からの電視観望とした。
過去2回の経験を元に、電視観望の記録013(3月の星空)で、SharpCapの設定を確認。
日没後、ピント合わせを済ませ、待機。
午後7時20分観望・撮影開始。
観望中、人工衛星や飛行機と思われる物体が多数通過。流れ星もいくつか観察できた。
飛行機などは、一定の速度で通過していくのでよくわかる。記録の邪魔者。流れ星の北斗七星付近で見られたものは、一瞬赤く光り、流れて軌跡が消えていく。
撮影終了後の帰り道、公園からは山の影になっていた金星が輝いているのに気づき空を見上げる。大星夜、リゲルを除く冬のダイヤモンドが美しく輝く。星座ビノ不要で見える。北を見上げると北斗七星。こんなに明るく輝く北斗七星初めてかも、北極星も見える。北斗七星の星々より少し暗い。車で5分の距離で星空違う。凄い。
猿よ早くさ去れ、三無し(気力・体力・財力無し)の私でも、三脚抱えて観測に来るぞ!と心の中でつぶやく(気も弱い)。
(覚書)西地平からの光かぶりあり、撮影時刻もっと遅く。
撮影データ
見出し画像は、記録014(3月の星空)の該当部分のトリミング。
冬は、一等星が多く見える季節。代表的な一等星はダイヤモンドの形に配置しており、冬のダイヤモンドと呼ばれている。
記録014の画像にもその一等星が写っている。
過去に肉眼で見たときは、一等星を確認して終わっていた。
ダイヤモンドまで意識がいっていなかった。(大きすぎて、一望する機会はほとんど無いと思う。)
画像を見ると、冬の一等星が作る「冬のダイヤモンド」がよくわかる。
星座ビノで、今一度確認しておくかとの気持ちで、資料を作った。
覚えたてのアニメーションGIFを使うとわかりやすい。
資料作成中、双子座の一等星を確認する。
アルファ星が、カストル。ベータ星がボルックス。
一等星はボルックスだったのでは?画像でもボルックスの方が明るく写っている。
さらに調べてみると、
アルファ星カストルは2等星。ベータ星ボルックスは1等星。
アルファ、ベータ、ガンマ・・・単に明るさの順では無いこともあるということ。
少し賢くなった。
さらに、カストルは6連星。3つの二重星が集まっており、普通の天体望遠鏡でも3つの星は確認できるとのこと。
観察対象がまた一つ増えた。
*バイエル符号・・・ヨハン・バイエルが1603年に発表した恒星の命名法、ギリシャ文字α~ω、A、アルファベットb~zなどが使われる。全天88星座の内、α星が最も明るいのは58星座。(Wikipedia 「バイエル符号」より)
PS.昨日は金星と月の接近があった。残念ながら曇天で、撮影できず。
月のみがiPhoneタイムラプスで撮影できた。次は、タイムラプスからのスクショ画像。残念な結果だが次は必らずある。次に向けてスキルアップを図る!
PS2.館長より悪天候が続いているので、しばらく博物館を休館にするとのこと。ブログも観測データがたまるまで休んでよいとの話しあり、そうします。