よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録5008(2月 金星、火星)

2025-02-24 00:59:00 | 太陽系内
金星、火星

1、2025年2月20日 金星(トリミングあり)

Mak127+UVIRCut+Ceres-C、VirtuosoGTi、SharpCapPro(惑星ライブスタック約1000枚)

天気等にはばまれ、4日程かかりましたが、やっと三日月型の金星をSeestar以外で撮れました。(^_^;)/

*天頂プリズムを使用しているので、焦点距離は1500mmを越えていると思います。
*昼間にピント合わせしたのですが、天頂プリズムを使って接眼レンズでピント合わせすると、PlayerOneのCMOSカメラは、交換するとほぼピント合っているので、楽しちゃいました(^^;

2、2025年2月19日・20日 金星 with Seestar S50
夕方の観測はこんな感じです。手前の物体はSeestarS50。金星は電線の間の丸い点。
導入直後は

電線に掛かってました(^^;
しばらく待って、露出調整してパシャ1枚撮り
(露出は約100μm・・・かなり明るいので)
電視観望始めた頃は電線に囲まれた環境に悩みましたが
慣れました。この程度は電線の間から充分撮れます(^_^)

なお、まだ青空の中、1回目の自動導入には失敗。この日はファインダーもつけてなかったので、シリウスを星空モードで導入後、惑星モードに戻って2回目で自動導入を成功させてます。

*シリウスはプレートソルビングで導入され、SeestarS50と空が同期された状態になる。上のiPhoneの写真ぐらいの明るさだと、西ではプレートソルブに失敗しても、少し暗い東方面ではプレートソルブは成功しやすい。←よしべ~の経験

4倍モードRaw動画からのスタック

19日の朝

19日の夕方


3、2025年2月19日 火星
やっと、少しまともな火星が
Mak127+ASI585MC+ASIAIR、SA-GTiで撮れました(^_^)/
Mak127+UVIRCut+ASI585MC、ASIAIR Plus32G、SA-GTi使用

焦点距離約1400mmで、自動導入し、ASIAIRアプリのVideoモードで撮影。
ASIAIR本体で30秒Raw動画をスタック・調整。

南中前後でRaw動画3本撮り。シーイングが良かったようで、Videoモード画面で時々火星の模様が見えてました。突然の幸運に狼狽えて、動画3本で終わっちゃいました(^^;

今考えると、SDカードの容量つきるまで、撮るべきだった(^^;反省。

SA-GTi(赤道儀)は、VirtuosoGTi(経緯台)より、惑星の追尾が正確なので、コントロールは(慣れれば)楽な印象。

次の機会は、固い地面の上にSA-GTi設置して、やってみるかと思案する今日この頃。

下弦も過ぎたので、これを以て第1回Mak127 with SA-GTi運用テスト終了。FMA135の観望スタイルに戻ります。次の満月期に、球状星団・惑星状星雲・ガイド設定・運用を実験する予定。










星見娘で電視観望5001(2025年初日の出)

2025-01-01 10:42:00 | 太陽系内
明けましておめでとうございます(^_^)
本年も宜しくお願い申し上げます。m(__)m

先づはSeestarによる初日の出
(タイムラプスからのスクショ)
その約1時間前
こちらは、初水星の出
水星が昇りきったところで、ピント等調整し
15秒Raw動画からのスタック

360°山に囲まれていると
無知なよしべ~は思っていたが
例外があった。
しかも館長の所有地(^^;
館長のご親戚から提供の証拠写真

しかも御来光ではないか
2026年は、よしべ~もと誓う(^^!
『天気どうかな~』また空耳が(^^;












太陽系天体2024年まとめ

2024-12-29 01:00:00 | 太陽系内
2024年
太陽系天体のまとめ
紫金山アトラス彗星の観望もあり、生まれて初めて水星を肉眼で見て望外にも月のように欠けた画像も得ることもでき、太陽系の天体については充実した天文ライフでした。
木星などのように結果が残せず前進出来てないものも多くありますが、焦らず精進していきたいと思います。

画像イ、SeestarS50による7惑星と2準惑星

SeestarS50凄いですね。水星や冥王星まで見えて写せます。天体案内も優秀で、そ~と後ろから覗くとその天体を眼視することができます。おかげで、肉眼で水星を見ることができました。
『その技は一度見た。』の陸奥圓明流ではありませんが、一見凄いですね。今では、5時50分から6時15分まで他の星を見るように、普通に水星を肉眼で見ています。

準惑星は全部で5つ。残り3つ。ただし19等と暗いので、写るかどうかわかりませんが、2025年にチャレンジだけでもしてみたいと思います。

SiriLのSolar system objects機能にも感謝です。ネットに繋がっていれば、右クリック、クリックの2回で、太陽系の天体を同定してくれます。
(Astapでもデータを下ろして設定すれば可能らしいですが、途中で挫折しました;^^)

画像ロ、Mak127による5惑星と
FMA135による紫金山アトラス彗星
流石のSeestarS50も水星の満ち欠けまでは写せてません(金星は写る)。Mak127で水星・金星の○でない欠けた姿を写すことができて、よし!Seestarに勝った!とバカ喜びしました。
『機材と勝負してどうするの!』空耳?

一方で、火星・木星・土星と全く結果の出ない毎日(^^; 
ASI715MCと2倍バローレンズを使い天体を導入できて撮影できるレベル(^^;
技術的進歩も感じられない1年でした。

年末に安価な中古パソコン(Let’s Note CF-SV7)買ったので、SSD容量不足から解放され少し観望に集中できるようになりました。
次は、チョコマカ動く惑星対策が課題。当面、全て忘れたASCOMについて、ネットで調べ直して、SharpCapProのフューチャ一トラッキングの設定が目標です。

あとは、諦めずに続けることかな。精進します。

画像ハ、月
電視観望の記録4070(2024/9/17 中秋の名月と土星と飛行機と) - よしべや自然博物館

電視観望の記録4070(2024/9/17 中秋の名月と土星と飛行機と) - よしべや自然博物館

(Mak127+40mmアイピース、スマホコリメート、ND1.2フィルター)今年の中秋の名月は月齢14。満月1日前でした。見た目はほぼ満月ですが・・・月の出前から構えます空が青とピン...

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いろいろ試すことは出来たのですが、今のところSeestarS50によるお手軽観望に落ちついてます。準備いらないので(^^;「月だ!」のあと、5分後には観望終了してます。
続けていると良い事もあり、中秋の月の出をジェット機が通るという瞬間に恵まれ写すことができました。私にとって貴重な1枚となりました。

もう1枚は、紫金山アトラス彗星のための遠征での1枚。月齢28の地球照。


画像ニ、SeestarS50による午前9時半頃の黒点の観察
星見娘で電視観望4148(太陽黒点の動き) - よしべや自然博物館

星見娘で電視観望4148(太陽黒点の動き) - よしべや自然博物館

太陽黒点の動き観測機器ZWO社製SeestarS50太陽フィルター装着観望日2024/08/07~15(午前9時30分前後)GIFアニメ無限ループ黒点の移動は、太陽が自転していることの根拠とさ...

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太陽については、Gooblogの先輩方のおかげで、日食グラスで、肉眼黒点を見ることができました。いつもながら深く感謝しております。
また、上のように、太陽が自転している根拠の1つ。黒点の毎日の移動をGIFアニメ化できたことは嬉しかったです。

画像ホ、彗星
星見娘で電視観望4223(紫金山アトラス彗星 まとめ) - よしべや自然博物館

星見娘で電視観望4223(紫金山アトラス彗星 まとめ) - よしべや自然博物館

紫金山アトラス彗星Tsuchinshan-ATLASC/2023A3まとめ1、PNGアニメーション無限ループ(Seestarで撮影、1枚約5秒表示6枚)観望データ1枚目2024年10月18日午後06時過ぎ(30秒3枚...

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SeestarS50で、色々な彗星を観望できました。中でも紫金山アトラス彗星の観望ができたことは喜びでした。

画像ト、流星(8月14日ペルセウス座流星群)

Starlight Terraceさんのおかげで、流星の画像をGetできました。いつもながら深く感謝しております。二の矢が続かなかったことを深く反省。パソコンも新しくなり2025年はもっと頑張ろう!と思ってるのですが・・・自信はありません(^^;

最後に館長との会話
館長『3日坊主に笑われる2日坊主のあなたが、天体だけは続いてるの不思議。Blogがあるから?』
よしべ~『そうだと思います。見るだけだと続いていなかったと思います。Blogを見てくれる人がいるから、続けないとと思うし、文章化することで、経験がまとめられ、課題や次の目標も見えてくるので・・・』
館長『見てくれてる人に感謝しなさいよ。そして、文章もっと上手になりなさい。』
よしべ~『もちろんです。感謝してます。後半は鋭意努力します。』
館長『せいじかみたいなこと言ってたらダメよ。』
よしべ~『は~い!』

関連ブログ

電視観望の記録4093(水星 at Mak127)

2024-12-26 01:00:00 | 太陽系内
2024/12/25 AM6
水星/Mercury
西方最大離角(太陽の西側で一番離れて見える時)
光度-0.3、視直径6.7秒、輝面比63.8%
画像イ、SharpCapPro惑星ライブスタッキング(8192フレーム)
月のように欠けた水星
(Mak127+×2バロー+ASI715MC、UV IRcutフィルター、VirtuosoGTi)
内惑星(地球の内側を公転する惑星)の水星や金星は、月のように満ち欠けして見えると小学生の時、図書館の本で読んで知りました。
あれから約60年。
『あなた』『そこの館長!』『私、それを自分の目で確かめたわよ。』
(綾小路君麿のCDをBGMに;^^)
チョット、ハイになってます(^_^)

閑話休題

午前2時起床、30分過ぎから本年2度目のスピカ食(月によるおとめ座α星スピカの遮蔽)祭りに参加(Xは本当に祭りの様相)。
5時すぎより、SeestarにするかMak127にするか迷いながら、玉砕覚悟でMak127を選択・準備。
5時半すぎ、月でVirtuosoGTiの1スターアライメント。コントロールソフトのSynScanProには、待機出来そうな恒星が見あたらず、暫く迷ったあと、見えない水星をターゲットに導入してそのまま追尾。午前5時50分ごろ、目視で水星を確認。ファインダーで手動導入。
SharpCapProでRaw動画(3000フレーム)2本撮り(画像処理中)。その後、惑星ライブスタッキングで8192フレーム2枚、更にRaw動画1本。しめて27Gbyte消費。
画像イの欠けた水星をパソコン画面で見た時は、またもや感無量でした(SeestarS50では写せていない)。

新しい天体観測用パソコン2.5渋沢号(Let’s Note CF-SV7)に感謝。安定した動作で良い仕事してくれました。
(2.5渋沢号については、こちら、SharpCap用パソコン購入・設定

画像ロ、惑星ライブスタッキング中の画面
ちょこまかよく動く。早くASCOM連携の設定して、フューチャ一トラキングできるようにしなければ・・・(^^;

画像ハ、観望後の空。目では水星が見えているが、画像には写らず。

画像ニ、綺麗な朝焼け。電視観望始めた頃は頭に来ていた電柱も電線も気にならず(^^;

(最近、この電線の間からSeestarで木星やガリレオ衛星撮ってますし;^^)

夕方、いつもの金星

木星とおうし座のアルデバラン

今日は夜から曇り予想なのと、一息ついたこともあり休憩します。

観望データ)
場所 自宅べランダ
日時 2024/12/25 AM5:40~6:15(西方最大離角)
(主鏡)Mak127+×2バローレンズ(Vixen)+ASI715MC+UV IRCut
(ガイド)なし
(架台等) VirtuosoGTi、iPhone7、Let's Note CF-SV7(Mem.8G、SSD 512G)、SharpCapPro4.1

参考資料等






星見娘で電視観望4223(紫金山アトラス彗星 まとめ)

2024-12-21 01:00:00 | 太陽系内
紫金山アトラス彗星 Tsuchinshan-ATLAS C/2023 A3 まとめ

1、PNGアニメーション無限ループ
(Seestarで撮影、1枚約5秒表示6枚)

観望データ
1枚目2024年10月18日午後06時過ぎ
(30秒3枚、自宅)、6枚目にも配置
2枚目2024年04月25日午後09時過ぎ
(10秒15分、自宅)
3枚目2024年04月28日午後12時前
(10秒36分、自宅)
4枚目2024年07月04日午後09時前
(10秒10分、自宅)
以上Seestar S50によるライブスタック
5枚目2024年10月01日午前05時頃
(風景モード動画から作成した9枚のPNGファイルを
SI9バッチメニューからの手動コンポジット、海岸)

2、11月3日午後6時頃自宅にて

(FMA135+ASI585MC+VirtuosoGTi、30秒露出5分のライブスタック)
「やった。私にもSeestar以外で撮れた!綺麗じゃん。明日は、尾もっと長く写すぞ!」と張り切ったが、上の機材で撮れる様な日はしばらく無く、諦めてしまった。残念(^^;
彗星観望用のCBPフィルター(コメット・バンド・パス・フィルター)を初めて彗星観望に使用。大袈裟だが、なんか感無量だった。

3、1、以後12月5日までSeestarS50で
1)11/04
写りは悪いがまだまだ立派

2)11/30 
寂しくなったが、これまでの観望してきた彗星より立派
3)12/05 
彗星とはわかる姿だがずい分暗く小さくなった。

感想)
世界中が見える見えないで大騒ぎした紫金山アトラス彗星。ネットでは彗星祭りもありました。一番条件の良い時は逃しましたが、私も観望することができて良かったです。
悪天候中、他の方のブログやツィートに「いいね」を押し続け、心の中はみんないいな私も一瞬でも見たいと思う日々が続きました。
10月1日、10月19日の観望でSeestarをコントロールするスマホに彗星が写った時は、ビックリしながら『私にも見えた』と感無量。
残念ながらへール・ポップ彗星以来の肉眼での観望は適わず。星座ビノでほんの一瞬2回見えたのみ。館長に見せてあげられなかったのが心残りです。
いつものことですが、Gooblogの先輩方をはじめネットで有益な情報を発信頂いた皆様に感謝申し上げます。m(__)m
特にいつも勉強させて頂いているStarlight Terraceさんのブログでは観望計画や観望に適した場所を教えて頂き継続して観望することが出来ました。(山の上からの観望計画は熊の目撃情報で立ち消えたのが残念でした;^^)1や3の画像を見返すと、彗星ってこんな天体なんだということや、ネットで発信されている皆さまが伝えたいことがより理解された気がします。改めて深く感謝申し上げます。m(__)m