よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望4175(カシオペヤ座 IC1805)

2024-10-15 01:00:00 | SeestarSelects
カシオペヤ座 IC1805 ハート星雲/ランニング・ドッグ星雲の中の散開星団

画像イ、10/1、35分のライブスタック
(SiriL+StarNet、GraXpertで画像処理、写真アプリで調整)
ハート星雲は距離約7500光年の輝線星雲(Emission nebula)。中心部の星団IC1805やHⅡ領域名Sh2-190で呼ばれるようだ。大きな範囲を写すと昔理科で習った心臓の模式的な形が見えてくる。今のところSeestarS50では、ここまででちょっと残念(^^;
FMA135+ASI585MCでは全体が写せるので、機会を窺っている。

10/9追記)
FMA135+ASI585MCで撮れました(^_^)/明日のブログで出します。

画像ロ、SiriLによるアノテーション
(自動イコライゼーション≒オートストレッチ画面で)
画像ハ、SeestarJpeg撮って出し

画像ニ、導入画面
画像ホ、SkySafariによる位置関係
(近くに胎児星雲や二重星団がある)
画像ヘ、SkySafariによる観望位置


よしべ~の業務報告
2024/10/13・14
私事都合により外出出来ないよしべ~
(クマの目撃情報もチラホラ)
万に一つの可能性にかけて
自宅から紫金山アトラス彗星を狙います(^_^)
13日朝いつものSeestarで太陽
午後4時すぎの蒼月
2倍Raw動画30秒からのスタック

そして午後5時40分過ぎ金星
そして、彗星導入、写った!
隣の家の屋根瓦。ハァ~、終了(^^;
夜はビールとコークハイを飲み。他の方のブログとXの彗星を見て「いいね」「いいね」「うらやましいいね」と押し続けるよしべ~でした(^^;
そして10/14
朝の定例太陽

iPhone+10倍単眼鏡でトンビ

技術は少し上達したが・・・
多分これ以上は無いですね(^^;
そして、夕方、『彗星・彗星・彗星・・・』

終了(^^;
脱力感を乗り越えてSeestarで月
月モード

風景モード


ちなみに○○HOOの運勢は1位だったよしべ~でした。




















星見娘で電視観望4167(カシオペヤ座 NGC281 パックマン星雲)

2024-09-24 01:00:00 | SeestarSelects
カシオペヤ座 NGC281 パックマン星雲
(サムネは、Chris GrayさんのYoutubeを参考というより真似して、SiriL+StarNetで再処理した画像)

画像イ、9/8、LPフィルター使用、10秒露出60分のライブスタック
朝から、快晴が夜まで続き、太陽・月の観望を終え、DSO(=太陽系外天体)の3つめの観望天体(前2つは没)。余裕ができたら観望しようと思っていた天体ですが、YouTubeで、NGC281を題材にしたSiriL+StarNetの画像処理Tutorial動画を見つけたので、優先度を上げ60分のライブスタック。空が良いと良く写りました。

閑話休題

NGC281は、距離約7800光年のHⅡ領域(水素の放つ光の領域)。
昨年のSeestarによる観望記録では
パックマンの愛称で知られるNGC281は天の川銀河のHⅡ領域、渦巻の1つペルセウス腕にあるという。そこには、M1(かに星雲)、M36、M37、M38、M52、M103などのメシエ天体が属しているという。すべて観望済の天体。メダカ部屋から空を眺め、それらの位置を繋いで、ペルセウス腕を想像して見る。結構楽しい。
なお、私たちの太陽系はオリオン腕の中にあり、オリオン腕は、ペルセウス腕の小さな枝と考えられているらしい。まったくの辺境ですな。知識として知っていたが、観望を通して考えると実感するものだ。
と記している。今では考えられない12分のライブスタックであるが、喜んでますね、余程写ったのが嬉しかったのか。1年前のことは忘れた(^^;
画像ロ、アノテーション

画像ハ、導入画面
画像ニ、SkySafariによる観望位置



よし!やるぞ!
Seestar等倍太陽(70倍)

2倍(140倍?)

4倍(280倍?)

夕方

うそでしょ(^^;
どうなるんでしょう・・・

雨になりました(^^;





星見娘で電視観望4131(さそり座 NGC6357ロブスター星雲)

2024-08-04 01:00:00 | SeestarSelects
さそり座 NGC6357散光星雲(HⅡ領域)
(Sh2-11、彼岸花星雲、ロブスター星雲、 War and Peace Nebula)
画像イ、7月29日35分のライブスタック(LPフィルター使用)

久しぶりにまともな夜空。大星夜とはいかないが綺麗に星座・天の川が見えていた。翌朝、館長に何に見えるか尋ねるとしきりに首を傾げ答なし(^^;よしべ~はどうにかロブスター。沢山の名前があるということは決定版がないということかな。
閑話休題
SeestarのアノテーションはNGC6357ということで、昨年の観望記録から
NGC6357も、人気の星雲らしく沢山の呼び名を持つ。日本語サイトの検索で多くヒットしたのは「彼岸花星雲」。Wikipediaの引用元は浅田さんの本だった。
War and Peace nebula(戦争と平和星雲)の理由は、西部が鳩で東部が骸骨に見えるためとの説明あり。
英語圏の天文ファンから、「マドカミ星雲」への改名が請願され却下されたとの記述あり。「魔法少女まどかマギカ」由来とのことで少し驚く。日本のアニメすごいのね。このアニメは見た事ないけど。
また、NGC6357はピスミス24散開星団を含んでいて、星形成領域ということでHST(ハッブル宇宙望遠鏡)などでもさかんに観測されているようだ。
まあ、英語版Wikipediaの要約です(^^;
画像ロ、ライブ画面拡大スクショ(アノテーション)

画像ハ、導入画面

実は、前日も凄い悪環境で観望してました。ぼやっとした感じかな。
画像ニ、参考7月28日霞越しの35分ライブスタック


よしべ~の業務日誌
2024/08/03
Seestarで薄曇り越しの太陽
1分Raw動画からのスタック

そして久しぶりのミナミヌマエビ









星見娘で電視観望4073(さそり座 猫の足星雲/Cat’s Paw Nebula)

2024-05-12 21:00:00 | SeestarSelects
さそり座 
猫の足星雲・猫の手星雲・出目金星雲/Cat’s Paw Nebula(直訳:猫の肉球星雲)
NGC6334+Gum61~64+RCW127/Sh2-8
天文ファンの通称:猫の足星雲・出目金星雲/NGC6334
画像イ、LPフィルター使用、60分のライブスタック、写真アプリで調整
複合天体で、資料によって様々な内容があるので、天文ファンの1人として、猫の足星雲・NGC6334として暫く通します。(^^;ガム(Gum)星雲含むと話長くなるので・・・
画像ロ、アノテーション

画像ハ、SkySafariではNGC6334は散開星団と記載されている。

画像ニ、そして、Cat’s Paw Nebaraの表示

画像ホ、導入位置

画像ヘ、SkySafariによる観望位置

3月から観望を狙ってました。なぜかというと

画像ト、よしべ~のSeestarマニア夏の銀河・星雲アルバム

Seestarマニア、銀河星雲アルバム夏最後の天体(空白部分)。これを撮れば、夏だけでなく、全部コンプリート。
しかし、この約3ヶ月
雲に負け、
月に負け、
眠気に負け、
過去2回は、ライブスタックも10分未満で雲。
ライブスタック3回目で、やっとまともに観望できました。(^^;
取りあえず終わった。\(^o^)/

撮影情報
2024年5月10日午前1時半頃
ベランダ プチ・リモート観測所
さそり座 NGC6334/Sh2-8 猫の足星雲
10秒露出60分のライブスタック
写真アプリで画像調整・トリミング等

電視観望の記録087(さそり座 NGC6334猫の足星雲) - よしべや自然博物館

さそり座NGC6334(Sh2-8、猫の足星雲、出目金星雲)画像①QBPフィルターⅢ使用、2400×1400切り出しNGC6334は、出目金星雲や猫の足星雲などの愛称を持つ。私としては、肉球だ...

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星見娘で電視観望4027(休観日、Deep Sky Stackやってみた)

2024-02-04 01:00:00 | SeestarSelects
先週は悪天候が続き観測お休みの休観日が4日。いつもなら時間をもてあますが、SeestarアプリのiOS版Ver.1.14.0がリリース、Deep Sky Stackという機能が新たに搭載され、本体に保存されたFitsファイルをスタック(重ねること)して、その画像を調整することができるようになった。それを試してみた。

*Fitsファイル形式:天体画像・写真の標準ファイル形式、可能な限りすべての撮影情報が記録される。ファイルサイズは大きい。
*スタック:天体の光は淡いので、撮影した画像を寸分の違いもなく重ね合わせ、長時間露出と同じ効果がえられるようにする。この行為をスタックするという。アマチュアでもスタックにより総露出時間50時間とかもできるようになってきている。私には到底できない。(^^;

なお、はじめ自分で適当に試して、その後Youtubeのすみやチャンネルさんの動画を参考にした(すみやさんは、Android系)。

画像①おおいぬ座雷神の兜
(回転・トリミング・写真アプリの調整あり)

画像②LPフィルター使用、30秒露出120枚のFitsファイルをスタック、画像調整
兜の下側の赤い部分を写したくて、30秒露出で挑んだが、この日は星雲部分の写りがはじめから悪かった。いろいろ弄ってみたがダメでした。(^^;
スタックすると経緯台の視野回転の影響が出ている。う~んと思ったが、星が綺麗に写っていると教えられ、これはこれで良し。記念に残しておくことにした。

画像③オリオン大星雲(画像④をトリミング・さらに調整)
画像④LPフィルター使用、10秒露出16枚のFitsファイルをスタック、画像調整あり

みんな大好きオリオン大星雲。見るのも、撮るのも、スタックするのも初めはこれ。普段は容量節約で、撮影途中のFitsファイルは、保存していない。たまたまあったFitsファイルをスタックしてみた。初めてのスタック。
16枚=2分40秒でも視野回転の影響が出ている。しかし、画像調整すると、赤が鮮明に出る。ちょっと感動。星の色も出ている。


ここからは、水増しスタック。意味あるかというかはわからない。
私、ライブスタックに入ると、約15分で保存、継続撮影。約25分で保存、継続撮影。約35分で保存終了。としている。順調に観望すると1つの天体で、3つのFitsファイルが、生成される。(観望時間35分といっても、60分ぐらいはかかる。普段は10秒露出等の個別Fitsファイルは保存してない。あっても活用できないから(^^;)

次は、15分、25分、35分に加え、44分のFitsファイルのスタック。対象はおおぐま座のM81ボーデの銀河(既に普通のものは、blogに上げている)。この4つのファイルをスタックしてみた。

画像⑤15+25+35+44=119分?

長所は視野回転が出ていない。少し銀河の画質向上(微妙)。短所は星が平面的。(素人初心者の個人的な感想です)。44分保存とあまり変わらないかも、でも再度Fitsファイルで画像調整できるのは利点かも。自分が持ってるM81の画像としては1番のように思う。

最後にDeep Sky Stackの手順
(長いです。閲覧にご注意下さい。)
m(_ _)m

ア.Seestarアプリを立ち上げ本体と接続したら、Deep Sky Stackをタッフ°

イ.Add Imageをタップして、ファイル選択に移る。

ウ.今回はM51子持ち銀河の10秒露出ファイル

エ.10秒露出の個別ファイルは〇〇-subにある。ここから133枚をAllで選択。OKでスタック画面ヘ、そしてスタックを開始。

オ.スタック成功画面 Go to Checkをタップして次へ

カ.右上のEDITをタップして、画像調整に入る。

キ.4つの項目、Brightness、Contrast、Saturation、Denoiseを調整する。

ク.ピンチアウトで対象を拡大表示できる。

ケ.完成。完了をタップして、保存する。(Line等へ転送も可能?)

コ.ここからは『写真』アプリなどで調整へとまわす

サ.最後にスタックに使ったファイルを登録から削除しておく。(ファイルは削除されない。ファイルそのものを削除するのは、画像ア.で、My Album等から。はじめはファイルが削除されたらどうしようとドキドキした。)後でもよいが、これをしないと他の天体のスタックができない。
*Deep Sky Stack に入ると、その時、スタックしたファイル以外は削除できない?
ゴミ箱タップで
翻訳にかけると

わかりにくい。『あなたが英語さらに日本語も苦手なだけでしょう。文句だめよ。』・・・空耳が・・・

ファイルが削除される場合はDeleteが表示される。
My Album等から、ファイルを削除するとき、


等の表示が出る。ただ、約2週間に1回のupdateで大きく変わるので充分に気をつける必要がある。


参考資料等

  JUNPYさんの銀河星雲マニアのためのポータルサイト

 StellarScenesさんの『星座』へのリンク

04)

05)
06)Deep Deep Stackのレビー、選択ファイルの解除がわかりやすい