星雲(nebula)とは
宇宙に漂う、重力的に結びついた小さな物から成る天体
*小さな物→宇宙塵・星間ガス
1、暗黒星雲(dark nebula)とは
光を放たない星雲
例、馬頭星雲B33
2、散光星雲(diffuse nebula)とは、
光を放出している星雲
例、M42オリオン大星雲(輝線星雲と反射星雲などの複合体)
1)反射星雲(reflection nebula)とは、
光を反射している星雲
*近くの恒星などの光を反射しているため、元の恒星とスペクトル型が一致する
例、IC2118魔女の横顔星雲・・・近くのリゲルの光を反射。
2)輝線星雲(emission nebula)とは、
光を放っている星雲
*実体は高温のガス(電離ガス)。エネルギーは近くの恒星(光源)などから供給される。
特に、
①HⅡ領域(HⅡ region)とは、
電離された水素が光を放っている天体(星雲)。
*光源となる恒星は若い大質量星。
②惑星状星雲(planetary nebula)とは、
古い白色矮星を光源(主に紫外線)とする星雲
例、リング星雲(こと座)
③超新星残骸(supernova remnant,SNR)とは
恒星が超新星爆発したのちに残る構造
*爆発の際の衝撃波による圧縮加熱やシンクロトロン放射の吸収により、水素が電離させられ発光することから、輝線星雲の一種として扱うこともあるとのこと。
例、かに星雲(おうし座)
翻訳読んでると、ビミョーな表現と誤訳(?)で頭が混乱してくる事がよくあるので、まとめてみました。
参考資料