週末専業主夫は見た!たま~に妻も見た!

一家4人社宅暮らし 週末専業主夫とその妻の徒然に書き綴るブログ 

男3人で

2009年01月31日 | 日記
 その男は悩んでいた、娘に自分の離婚歴を隠し続けてきたことを、中々言い出すきっかけがなかったそうだ。これまでの人生を本にしようと、本業の社長業の合間に作業を進めている。

 もうひとりの男は仕事を取るために一日雨が降った東京の街を外回りしてきたそうだ。100年に一度の不景気もそんなことはお構いなし、「こういうときこそ営業!」と 収穫は?と私が聞くと 50歳も離れた客先の女性とカラオケに行く約束を取り付けてきたと上機嫌!いつ死んでもいいです。なんて言いながら熱燗をキュっーとひっかけていました。

 一昨年ひょんなことから知り合った年が40歳以上離れた上述のお二方と酒を飲んできました。いつもご馳走になり恐縮しますが、今までの人生経験を肴に一杯やるのが、2・3ヶ月に一度、これが結構楽しいひとときとなっています。 

 最近は聞いてもないのに自慢話をするオッサンがいっぱいいますが、お二人はそういうこともなく、こちらからうまく聞き出すと、記憶をたどるように話し出してくれます。お二人ともマスコミ関係の仕事を長くやってこられました。

 作家永井荷風に連れられて浅草にストリップを観にいったこと、川端康成の生前最後の映像を撮影したこと、宝塚歌劇出身の女優と若くに結婚し別れたこと、そしてその元女優が亡くなったこと、再婚したこと、巨泉さんや林家三平さんと仕事したこと、有名な指揮者を起用した野外コンサートが失敗しそうになったこと、会社を潰してしまったこと、ほとんどの話が私の生まれる前の話ですが時代の空気を感じ取れ興味深いものばかりでした。

 私も現状の会社や業界を取り巻く環境がお二人が働きざかりだった頃と比べてかなり状況がかわったことや、家庭や子供のことなどを話していると 年齢の差を忘れるほどでした。

 雨も降っていたので二軒目のお誘いはお断りしたところ、妻と子供にと土産(ケーキと焼き菓子)まで持たせていただきました。 「小袋の菓子のほうは汽車の中でつまんで下さいよ」 「ありがとうございます」と俺 汽車か~ 汽車ね~ そのフレーズを思い出しながら 隣に座るええ年した兄ちゃんがピコピコゲームしている東京メトロに揺られて家路につきました。  
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