たまには・・・

　昨日・一昨日と２夜連続で　はだしのゲンが放送してました。小学校のとき漫画で読んでいたのでストーリーは、知っていました。ＴＶで見るのはどうかなと思ってましたが、主人公のゲンとその弟を演じていた、二人の子役に見入ってしまいました。妻も私もそして長女も意味はわかってないと思いますが、泣いていました。戦争の悲惨さや原爆の恐ろしさ、生き残った人が力強く生きていこうとする姿が映像化されてました。改めて戦争はあかんなという気持ちと、未だに世界のどこかで戦争をし、核爆弾を持つことで平和を維持しようと矛盾したことをしている人間に腹立たしさを感じました。

　私は戦争知らない世代ですが、私の祖父も被爆していたかもしれないという話を子供の頃に聞かされて以来8.6に特別な思いがあります。今から62年前の8月6日に祖父と伯父は大阪から広島に朝到着する列車に乗っていたそうです。しかし伯父が岡山に着いたときにお腹の調子が悪かったのと、桃を食べたいとぐずったので、岡山で途中下車したそうです。朝8時には広島に到着予定だったので、そのまま電車に乗っていたら、間違いなく被爆していました。人の運命がどこでどうなるか、不思議ですが、そのちょっとしたことで被爆を免れることができました。2年後に母が生まれ、叔母が生まれそして私や姉が存在するんやなと　いつもこの時期に考えさせられます。

　私の場合　原爆投下という大きな出来事に関連したエピソードのため、自分が存在することや生まれてきたことに考える機会が多いですが、人が生まれてこの世にいるってことは、ずっーと続いてきた先祖の命、その人生において起きた様々な出来事や、たまたま生き続けてこれたことが機縁して我々は存在しているな～なんて　私と妻の存在が作り出した、信じられない寝相の悪い二人の娘を見ながらそんなことをまじめに考えてしまいました。