先日、スポーツクラブに行く途中ふらっと本屋に立ち寄ったところ、出てました。浅田次郎の作品でも、一番好きな「天きり松 闇がたり」の第四巻が文庫にて発売されてました。2日間であっという間に読んでしまいましたが、最高でした。
目細の安吉一家の生き残り、天きり松こと盗人の村田松蔵が現代人に回顧録を語る設定で話が進んでいきます。古きよき江戸、義理と人情、盗むことに大義があった盗人という稼業、物事の道理を説いて行きます。今回は先の大戦前の昭和の混乱の時代が舞台でした。
毎回、心に響く台詞がありますが、今回は安吉親分が人買い(女衒)に連れられてきた農家の娘を助ける場面で、上野駅で女衒から中抜き(財布の中身だけを抜く技)で奪った金で、女衒から娘を買い上げ、田舎へ返してあげた。娘からのお礼に対して言った言葉が「おっちゃんは盗人だからそう言われたって困らあ、ありがとうはお天道さんに言いなさい」うぉ~しびれる!と寅弥(安吉一家のNo2)が1次大戦で戦死した部下の未亡人と一人息子を助けてきたが、その一人息子が出兵するときに掛けた言葉で帯にもかかれていますが・・・「死んで軍神になるくらいなら生きて卑怯者になれ・・・・・どんなやぶれかぶれの世の中だって、人間は畳の上で死ぬもんだ。」に戦争で部下や敵の死を目の辺りにした人間の戦争の愚かさに触れた台詞がズドーンと入ってきました。 早く5巻で出えへんかな~
目細の安吉一家の生き残り、天きり松こと盗人の村田松蔵が現代人に回顧録を語る設定で話が進んでいきます。古きよき江戸、義理と人情、盗むことに大義があった盗人という稼業、物事の道理を説いて行きます。今回は先の大戦前の昭和の混乱の時代が舞台でした。
毎回、心に響く台詞がありますが、今回は安吉親分が人買い(女衒)に連れられてきた農家の娘を助ける場面で、上野駅で女衒から中抜き(財布の中身だけを抜く技)で奪った金で、女衒から娘を買い上げ、田舎へ返してあげた。娘からのお礼に対して言った言葉が「おっちゃんは盗人だからそう言われたって困らあ、ありがとうはお天道さんに言いなさい」うぉ~しびれる!と寅弥(安吉一家のNo2)が1次大戦で戦死した部下の未亡人と一人息子を助けてきたが、その一人息子が出兵するときに掛けた言葉で帯にもかかれていますが・・・「死んで軍神になるくらいなら生きて卑怯者になれ・・・・・どんなやぶれかぶれの世の中だって、人間は畳の上で死ぬもんだ。」に戦争で部下や敵の死を目の辺りにした人間の戦争の愚かさに触れた台詞がズドーンと入ってきました。 早く5巻で出えへんかな~
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