週末専業主夫は見た!たま~に妻も見た!

一家4人社宅暮らし 週末専業主夫とその妻の徒然に書き綴るブログ 

沖縄2

2007年06月08日 | 日記
 今週、またまた沖縄に出張しました。今回は、伊江島という名護市に近い、本部港(もとぶ)から船で30分の人口5,000人の島です。主な産業は観光と農業で畜産(肉牛)とタバコ・しまらっきょ・冬瓜・サトウキビ栽培が盛んです。島では最近話題のバイオエタノールの実証実験がアサヒビールと政府が共同で行っていました。伊江島では、サトウキビを原料にエタノールと砂糖を同時に作ってエタノールは島の公用車の燃料として実用していました。日本では2030年までにガソリン消費量の1割をバイオエタノールに切り替えることを目標にしているようです。
 
 バイオエタノールは主に穀物などの食物や木くずなどの廃棄物などから作ることができます。アメリカではともろこしを原料に多くのエタノールを生産しており、石油にかわる戦略物資としています。しかし、とうもろこし相場があがり、我々の生活にも影響がありそうです。実際今回も本島の養豚農家さんと話をしたら、えさ代がこのまま上がれば、続けることが難しく、廃業する方が増えると言ってました。また、肉や牛乳・加工品(酒・マヨネーズetc)の値段が確実に上がっていきます。バーボンのアーリーやハーパーなんかにプレミアがつき、ディズニーランドのポップコーン1万円する時代が来るかもしれません。
 
 しかし世界中で3秒に1人が食べられずに餓死している現状がある一方、食べ物から自動車燃料を作るなんてどうかなと思います。また、世界で最も食料自給率の低い日本で何しとんやちゅう話です。なかには原料を海外から石油を使って運んで、日本でエタノールを作るなんていう、本末転倒なことを真剣に考えているバカがいます。(実際に問い合わせあり)穀物農家からすれば、安全性も問われず、高く売れればみんな、燃料用作物にシフト変えしていきます。品種も遺伝子組み換え品が多くなり、農家のモラルも低下し、市場には食用としては不向きな穀物が出回り、食の安全性に問題が出るのでは?
 
 社会主義者じゃありませんが、マクロでは食べ物の平均的な分配があってしかるべきかと思います。人間、お腹が一杯食べれていると、争いごとはおきません。日本では食料自給率をあげることが大事で、エタノールは廃棄物系の原料に特化すべきではないでしょうか?採算ベースには絶対のりませんが・・・。それと技術立国として、これまでもハイブリッドカーなど貢献してきましたが、たとえば二酸化炭素を燃料で走る車を作って、エタノールそのものの存在価値が問われるようなことを考えるほうが良いのでは 

 なーんて帰りの飛行機で客室乗務員とのお見合い席に座りながらそんなことを考えてました。それからは、客室乗務員のテンションの高い仕事っぷりに恥ずかしさを覚えながらウトウト・・・こいつ自分のことカワイイって思ってるんやろな~実際カワイイけど ウトウト・・・なんで親指立ててOKのサインやねん~ウトウトウト・・・ガーガー
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