週末専業主夫は見た!たま~に妻も見た!

一家4人社宅暮らし 週末専業主夫とその妻の徒然に書き綴るブログ 

スポーツノンフィクション

2007年10月21日 | 日記
 プロ野球も日ハムと中日の日本シリーズを残すだけとなり、いよいよクライマックスですが、その影で今シーズン限りでユニホームを脱ぐ選手もたくさんいます。広島カープの佐々岡投手もそんな一人です。

 彼の引退登板でのあるできごとが、新聞記事に載っていて印象に残ったのでご紹介しておきます。10/6の横浜戦、場所は広島市民球場 スコアは10-0と広島のワンサイド、回は9回ツーアウト、あと一人の場面で引退登板として佐々岡投手がマウンドへ、バッターはホームラン争いをしている村田選手でした。佐々岡投手は変化球、ストレートを交えカウント1-3、りきみからかボール、ストライクがはっきりしていた、通例として空振三振をして花道を演出するのが礼儀であるが、バッター村田は1-3からの5球目、フォアボールで終わるのは忍びないと、次の明らかに高めのボールをフルスイングした、打球はレフトスタンドに飛び込むホームランとなった。罵声が飛び交うなか村田選手は涙を流しながらダイヤモンドを一周した。佐々岡投手は次のバッターを三振にとり無事試合は終了した。その後引退セレモニー、マウンドでファンに最後の挨拶をして、球場を1周、広島の選手、関係者に迎えられセレモニーも終了となったとき、3塁側ベンチでひとり待っていた村田選手が、佐々岡投手に歩み寄り「申し訳ありませんでした。」と頭をさげた。佐々岡投手からは「真剣勝負の結果。打たれて吹っ切れたよ。気持ち良かった」と笑顔で言葉をかけた。この涙のホームランで村田選手は今年のホームラン王を決める36号ホームランとなった。プロの厳しい世界で頑張ってきた先輩に対する尊敬の念、いつかは引退するという現実が、自分の成績だけを考えるとガッツポーズがでてもいい場面で、村田選手の涙となったと思います。ええ話ですわ~これ
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