夏の締め

　東京は朝晩めっきり涼しくなり、秋の気配が感じられるようになりましたが、終わりゆく夏の締めとして、３歳になる上の娘と二人でプールに出かけました。立川にある昭和記念公園のプールは首都圏最大級のふれこみで、ウォータースライダーとか流れるプールとかたくさんの種類のプールがあり、かなり楽しい場所です。
　
　プールに着くとお昼すぎだったのでまずは腹ごしらえ、冷凍麺を使用しチープ感漂う、醤油ラーメンを買って食べた。チープさがなつかしく、けっこうおいしかった。それから少し水温が低かったが流水プールと波のプールで遊んだ。

　イベントなんかもあり、クローバー型のプールでは３０分１本のアクアビクスが行われる。参加費は無料でインストラクターの動きに合わせて１００人を超える人がレジャー用水着で炎天下激しく踊る風景は異様な感じはするが、日頃の運動不足を解消しようと２本も参加してしまった。最初はそんな風景も楽しめたが、さすがに娘を抱きながらの計１時間のアクアビクスはきつかった。

　３時半をすぎると体も冷えてきたので娘に「寒いやろ帰ろう」と言うと、「帰りたくない、寒くない」と唇を紫にしながら、泣いて訴えてきたが、お菓子とジュースでつりながらなんとか帰路についた。娘もさすがに疲れたらしく、帰りの電車の中で立ったまま寝だしたので、片手で抱っこしてつり革をもっていたら、アクアビクスで疲労した俺の衰え激しい筋肉がプルプルプルと震えてきた。っていうか「さっきからオチのない話しながら座ってる姉ちゃん達、席譲ってくれよ～、寝たふり急にすんなよ～、娘が起きてるときは「かわいい～」とか相手してくれてたのに、無視かよ～」と心で叫びながら最寄り駅までなんとか耐えました。なんとか夏の締めを娘とできました。