イエメン第2の都市で警察狙った2度の攻撃、警官20人死亡
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イエメン第2の都市アデン西方にある警察施設で、ミサイル攻撃を受けた現場に駆け付けた治安部隊員を捉えた映像の一場面(2019年8月1日撮影)。(c)AFP/Nabil HASAN
【8月1日 AFP】(更新、写真追加)イエメンで1日、暫定政権側が掌握する同国第2の都市アデン(Aden)で、反政府武装組織およびイスラム過激派による2度の攻撃があり、少なくとも警察官20人が死亡した。治安筋および医療筋が明らかにした。
最初の攻撃は、アデンのシェイクオスマン(Sheikh Othman)地区にある警察署の入り口で発生。イスラム過激派の自爆犯が車両を爆発させ、警察官3人が死亡、民間人を含む20人が負傷した。
同組織および医療筋が明らかにしたところによると、少なくとも警察官17人が死亡し、多数の負傷者が出た。(c)AFP
重度障害者の2議員、国会に初登院 裏口から入り直して議場へ
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車いすで国会に初登院し報道陣に囲まれる、れいわ新選組の木村英子参院議員(2019年8月1日撮影)。(c)Kazuhiro NOGI / AFP
【8月1日 AFP】(更新)参院選後初の臨時国会が1日召集され、重度の身体障害のある「れいわ新選組」の舩後靖彦(Yasuhiko Funago)氏と木村英子(Eiko Kimura)氏が車いすで初登院した。
舩後氏は筋肉が徐々に動かなくなる難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を、木村氏は脳性まひを患い、生活は介助者が頼りだ。だが、両議員が受ける公費負担の「重度訪問介護」制度には、就労中はサービスを利用できない規定があることが、2人の当選によって脚光を浴びることとなった。
支援者の大きな拍手に迎えられて登院した木村氏は、国会正門前で「制度の改正に時間のかかるこの大きな問題を改善していくために、これから国会の中で頑張って取り組んでいきたい」と意気込みを語った。
船後氏は、大勢の人が集まったことに「驚いている。ご期待に応えられるようにしたい」と介助者を通じて述べた。
両議員は特別にスロープが設置された国会の中央玄関から議事堂内に入ったものの、車いすで議場に向かうためのエレベーターは1か所しかないため、裏口から入り直さなければならなかった。
国会関係者は、両議員のニーズに応えるべく全力を尽くすと述べる一方、限界もあると指摘する。ある国会関係者はAFPの取材に対し、国会議事堂は「バリアフリー」という言葉がまだ知られていない時代に建てられた古い建物なため、中央玄関と議場をスロープやエレベーターで結ぶのは技術的に難しいとの見方を示した。
参議院では臨時国会に先立ち、固定されたいすを撤去して両議員が使用する特別な車いすのスペースを確保するなど88万円を投じて改修が進められ、議場での介助者の同席も認められた。(c)AFP/Miwa SUZUKI
クーラーに氷ケーキ、パンダの夏バテ対策 海南島
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クーラーの利いた室内で寝転がるパンダ(2019年7月25日撮影)。(c)CNS
【8月1日 CNS】中国・海南省(Hainan)の海南熱帯野生動植物園(Hainan Tropical Wildlife Park and Botanical Garden)では、パンダ、シベリアトラ、キリンといった暑さに弱い動物たちの夏バテ対策が始まった。クーラーのほか、シャワーやプール、日よけの幌、氷ケーキまで用意する。
四川省(Sichuan)の中国ジャイアントパンダ保護研究センター(China Conservation and Research Center for Giant Panda)から昨年11月にやって来た兄弟パンダの貢貢(Gong Gong)と舜舜(Shun Shun)は、海南島に初めて定住するパンダだ。2頭にとって、海南島で夏を過ごすのは今年が初めて。
同園で技術主任を務める呂さんの話では、パンダ舎は部屋から展示スペースまで全体が地元の火山岩で造られ、冬は暖かく夏は涼しい。外側の展示スペースにはプールもあり、水浴びもできるという。内側の展示スペースでは、8台あるクーラーを全部動かして室温を22度以下に保っている。
飼育員が毎朝、定刻にゲートを開け、パンダたちを部屋の外に連れ出して運動をさせるが、1時間運動したらまたクーラーの利いた部屋に連れ戻す。呂さんの話では、貢貢は食べるのが大好きで、舜舜の方は運動好き。貢貢も舜舜も今育ちざかりで、同園に来たばかりの頃に比べ30キロ以上体重が増えているという。
ひどく暑い時には、パンダのため特別に氷ケーキを準備する。氷ケーキは2段構造で、下の段はスイカ汁を固めたもの、上の段にはパンダが好きなリンゴ、ブドウ、ササが入っている。
もしも異常な温度になった時には、事前に凍らせておいた大きな氷の塊をパンダの周りに置くという。パンダは大きな氷にまたがって、遊びながら涼むことができる。
園の職員たちは、それぞれの動物の習性に合せて、涼をとる方法を工夫している。「暑さ対策は園の基本の仕事になっています。各種の人工的な方法で、動物たちの元の生息環境に近づけて、快適に過ごせるようにしています。今のところ、園では動物が暑さでダウンしたことはありません」と呂さんは話している。(c)CNS/JCM/AFPBB News
西岡がフルセットの末にゴフィン破る、シティOP16強入り
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テニス、シティ・オープン、男子シングルス2回戦。ポイントを奪って喜ぶ西岡良仁(2019年7月31日撮影)。(c)Rob Carr/Getty Images/AFP
【8月1日 AFP】テニス、シティ・オープン(Citi Open 2019)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、西岡良仁(Yoshihito Nishioka)は大会第7シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)に6-7(5-7)、6-2、7-6(7-5)で勝利し、16強入りを果たした。3回戦ではニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)と激突する。
また、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2019)でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破るなどして4強まで進んだ第1シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は、ワイルドカード(主催者推薦)のトミー・ポール(Tommy Paul、米国)を6-3、7-5で下した。
今大会でツアー通算16勝目を目指しているイズナーは「良いスタートが切れた。勝ててうれしい」と語った。次戦は第10シードのブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)と対戦する。
また、2014年大会の王者で第8シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)は、予選勝者のティム・スミチェク(Tim Smyczek、米国)に6-1、6-4で勝利し、アレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を6-3、7-6(8-6)で破ったラッキールーザーのピーター・ゴヨブジク(Peter Gojowczyk、ドイツ)との3回戦へ駒を進めた。
主催者は同日、世界ランキング11位のケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)が右膝のけがで棄権することを発表した。(c)AFP
中国、米農産物の輸入拡大開始を発表
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中国・江蘇省南通の港で、輸入された大豆のそばを歩く作業員ら(2018年4月4日撮影)。(c)AFP
【8月1日 AFP】中国は1日、米国産農産物の輸入拡大を開始したと発表した。米中両国は今週、上海で貿易協議を再開していた。
中国商務省の高峰(Gao Feng)報道官は定例記者会見で、同国の企業が先月半ば以降、さまざまな農産物の購入について話し合うため米国の供給業者と接触を図っていると説明。
神奈川)東京五輪自転車競技テスト大会、迫力間近に見た。
2020年の東京五輪本番に向けた自転車ロードレース競技のテスト大会が7月下旬、東京、神奈川、山梨、静岡の1都3県を通る179キロのコースで開かれた。神奈川県内は相模原市と山北町がコースとなり、大規模な交通規制を実施。同市緑区の沿道では多くの人が迫力あるレースを間近に観戦し、選手たちを応援した。今後、五輪への機運をどう高めていくのか、課題も浮かんだ。(石平道典)
テスト大会は五輪とほぼ同じコースで開催。国内外の20チーム、95人が正午に武蔵野の森公園(東京都)を発ち、富士スピードウェイ(静岡県)のゴールを目指した。49人が完走し、イタリアの選手が優勝した。
相模原市区間は約30キロあり、市街地から山間部へ至る起伏や変化に富んだコースだ。都内から国道16号で同市緑区内に入り、旧小倉橋や串川橋、青山交差点などを通り、国道413号で山梨県方面に向かう。市によると、選手たちは市内に午後1時2分に到達し、同時50分に市外に出た。
市街地の橋本周辺エリアには多くの人が観戦に訪れ、沿道を埋め尽くした。選手がやって来ると、「頑張れ!」と拍手をしながら応援。近くに住む40代夫婦は「大迫力。風を感じた」と興奮した様子で、「来年の五輪本番が楽しみです」と笑顔で話した。市によると、市内の沿道では1万人超が観戦したという。
本番へ機運盛り上げ図る
テスト大会を通して本番への課題も見えてきた。
まず、交通規制だ。事前の周知が徹底されず、規制区間内に進入した車もあった。同市緑区内は午前11時50分~午後3時40分に交通規制を予定していたが、解除されたのは同2時5分と想定よりかなり早かった。規制時間の検証が必要だろう。
コースサポーターの確保も課題。市は1~3月に募集したが集まりが鈍く、締め切りを延長して5月半ばに定員に達した。応募者は10代約5%、20代約4%、30代約6%と、若い世代が少なかった。市は募集時期や人数などを検討し、改めて五輪のコースサポーターを募集するという。
そして、大切なのが機運の醸成だ。同じ相模原市でも緑区と、中央区や南区とでは競技に対する温度差もある。市は11月に中央区内で「さがみはらサイクルフェスティバル(仮称)」と題したイベントを開催して盛り上げを図る。
市オリンピック・パラリンピック推進課の広田信之課長は「チーム相模原として自転車競技を応援していきたい。チケットは必要ないので、多くの人に観戦してもらえたら」と話す。
自転車ロードレースは男子(244キロ)が来年7月25日、女子(147キロ)が翌26日に行われる。
:上記は朝日新聞デジタル版の記事から引用しました。
*すごい迫力で感動しました。本番はもっとすごいと思います。