15歳ガウフ、大坂に「通用するか楽しみ」 全米OP3回戦で対決

全米オープンテニス、女子シングルス2回戦。勝利を喜ぶコリ・ガウフ(2019年8月29日撮影)。(c)DOMINICK REUTER / AFP
【8月30日 AFP】31日に行われる全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)の女子シングルス3回戦で、15歳のコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)は前回覇者で大会第1シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)と対戦することが決まり、自分の実力を試すのが楽しみだと話した。
29日に行われた2回戦で、21歳の大坂がポーランドのマグダ・リネッテ(Magda Linette)に6-2、6-4で快勝したのに対し、ガウフは予選勝者のティメア・バボス(Timea Babos、ハンガリー)に6-2、4-6、6-4で勝利した。
世界ランク140位のガウフは、2年前のマイアミ・オープン(Miami Open 2017)で大坂の練習相手を務めた経験があり、「あれは、すごくクールだった」「コートにボールは返せたけど、とても緊張した。彼女は大会へ向けた準備をしていたから、練習を台無しにしたくなかった」と明かした。
またガウフは、若くして成功を収めている大坂について「彼女は驚くべき選手」「昨年の全米オープンでは優勝の大本命ではなかったけど、今年は確実にそうなっている。素晴らしい快進撃で、あの決勝もすごかった」と称賛した。
「彼女はみんなにとって大きな刺激になっていると思う。21歳で四大大会(グランドスラム)で2勝し、さらなる勝利を目指している。コートの中でも外でも、とても良い人。試合に出れば最高のプレーをする。彼女は試合の戦い方やコート外での振る舞い方を示していると思う」 (c)AFP/Jim SLATER
グレートバリアリーフの長期的見通し、「非常に悪い」に初めて格下げ

豪クイーンズランド州ウィットサンデー諸島沖に広がるグレートバリアリーフ(2014年11月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/SARAH LAI
【8月30日 AFP】オーストラリアの世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)の環境の長期的見通しが、初めて「非常に悪い」に格下げされた。グレートバリアリーフを管理する豪政府当局が30日、発表した。
グレートバリアリーフ海洋公園局(Great Barrier Reef Marine Park Authority)は、同サンゴ礁の状態について5年ごとに報告書を発表している。
また、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産にも登録されているグレートバリアリーフを救うために、「世界、地域、現地レベルで強力かつ効果的な管理措置を講じることが急務である」と警告した。
保守派の豪政府は環境保護活動家から、気候変動に歯止めをかけることよりも巨大な石炭鉱業と輸出産業の拡大を優先していると批判されている。
スーザン・リー(Sussan Ley)環境相は、「報告書は気候変動がサンゴ礁にとって最大の脅威であると強調している」とその内容を受け入れた一方、政府は地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」が求める措置を講じていると続けた。(c)AFP
教会の鐘が一夜にして消えた! 南仏プロバンスで謎の連続窃盗事件

ローマ・カトリック教会の鐘(2011年12月18日撮影、資料写真)。(c)SAIF DAHLAH / AFP
【8月30日 AFP】南仏プロバンス(Provence)地方のバール(Var)県で、歴史的建造物に指定されている教会の塔から真夜中に青銅の鐘が盗まれる事件が相次ぎ、警察が犯人の行方を追っている。地元住民らはミステリアスな鐘の消失にあっけに取られている。
最初に事件が起きたのは、マルセイユ(Marseille)の北東80キロに位置する人口約1800人の町ジナセルビ(Ginasservis)。先月21日、2つの教会で1737年製と1867年製の鐘、各1つが盗難に遭った。いずれも重さは50~80キロあったという。
さらに先週、近隣の村エスパロンドパリエール(Esparron-de-Pallieres)でも、丘の斜面のカシの木立の中に立つ12世紀のロマネスク様式の教会から重さ50キロの貴重な鐘がこつ然と姿を消した。盗難の痕跡といえるのは、地面に散らばった屋根瓦だけだった。
仏捜査当局はAFPの取材に、一連の盗難事件が同一犯によるものかどうかは現時点では不明だと説明。「事件を非常に深刻に受け止めている」とした上で、鐘の転売か、溶かして銅材にするのが目的の犯行との見方を示した。
仏大衆紙パリジャン(Le Parisien)は、盗品の売買に詳しい情報筋の話として、古い教会の鐘を高額で取引する闇市場が存在すると報じている。闇市場では、古美術品や宗教遺物の収集家らが鐘1つに2万ユーロ(約240万円)もの高値を付けることもあるという。
バール県のローマ・カトリック教会当局は、信徒たちに警戒を怠らないよう呼び掛けている。神父の一人はパリジャン紙の取材に、「それ以外にいったい何ができるというんだ」と語り、教区の信徒にできるのは「祈る」ことだけだと話した。(c)AFP
苦労人の元難民男性、ロト48億円当せんを10か月も秘密に カナダ

カナダの国旗(2015年7月19日撮影、資料写真)。(c)EVA HAMBACH / AFP
【8月30日 AFP】カナダに移住した36年前からロト(数字選択式宝くじ)で同じ数字を購入し続けてきた男性が、6000万カナダ・ドル(約48億円)の高額当せんを果たしながら、当せんの事実を10か月も秘密にしていたことが28日、明らかになった。
この男性は元ベトナム難民のボン・チュオン(Bon Truong)さん(55)。チュオンさんは今月28日になってようやく、カナダ西部アルバータ(Alberta)州エドモントン(Edmonton)で当せん者だと名乗り出た。
賞金の使い道については、まずは家のローンを返済し、家族旅行をしたいと述べた。その後は庭師の仕事を続けたいという。さらに冗談めかして、子どもたちには今後も一生懸命働いてほしいので、高額の当せん金を手にしたことは明かさないつもりだったと語った。
チュオンさんについて、めいの女性は「ベトナム戦争を逃れて着の身着のままカナダに来てきてから、働きどおしだった」と話した。チュオンさんや家族は一心に働き、家を買うためにお金をため、子どもたちにより良い生活を送らせ、ロトを買ってきたという。「それが30年たってついに報われ、とても嬉しい」と女性は喜んだ。
当せんしたロト券はチュオンさんが地元のカジノで購入したもので、選んだ数字は重要な日付と家族の誕生日の組み合わせだった。(c)AFP
スペイン牛追い祭り、観客が角で突かれて死亡

スペイン・パンプローナのサンフェルミン祭で闘牛から逃げようと壁によじ登る牛追い参加者(2019年7月12日撮影、資料写真)。(c)ANDER GILLENEA / AFP
【8月30日 AFP】スペイン中部クエリャル(Cuellar)で29日、牛追い祭りの最中に観客の男性(62)が牛に角で突き刺され、死亡する事故があった。当局が明らかにした。
首都マドリードの北方155キロに位置するクエリャルの町長は報道陣の取材に対し、被害者の男性は胸と首を「複数か所角で突かれ」、手の施しようがなかったと話した。
スパイン各地の牛追い祭りでは記録が残っている1911年以降、少なくとも16人が死亡している。直近では、2009年に死亡事故が起きている。(c)AFP
*上記はAFPBBNEWSの記事から引用しました。
*今日の一言
神奈川)高校跡クスノキ「異常明らか」 相模原市が診断
石平道典 2019年8月30日03時00分
相模原市緑区のリニア中央新幹線の新駅建設予定地近くにある樹齢約100年のクスノキについて、市が「異常が明らかに認められる」などとする樹木診断の結果をまとめたことがわかった。クスノキは県の所有で、今後、県と話し合いながら残すのかどうか判断を下すことになる。
クスノキは、2027年開業予定のリニア新駅が橋本駅南口近くに建設されるのに伴い、4月に移転した県立相原高校跡地にある。地域のシンボルツリーとして長年親しまれ、市は保存樹木に指定している。JR東海は年内にも跡地を中心に、地下式の「神奈川県駅(仮称)」の工事に着工したい考えだ。
樹木診断は7月21日に実施。県からの申し出に基づき、市の委託業者がクスノキの健康状態を調べた。
その結果、樹木の活力度を判断する「樹勢」について「異常が明らかに認められる」とした。その上で、大枝に枯れが目立つほか、葉に虫による害があるなど「樹勢が著しく衰退している」と被害の状況を指摘。「根株の被害も進行傾向だ。保全のためには、早期の枯れ枝剪定(せんてい)と土壌改良などによる樹勢回復措置の実施が必要」として、処置の必要性は「緊急を要す」と診断した。
市は結果を県側に伝えていて、今後判断する。市は「いまの段階では何も決まっておらず、すぐには結論は出せない」とする。
本村賢太郎市長は7月下旬の定例会見で、クスノキを残すのかどうか問われ、「診断結果が出てから判断する。残すとなれば、移植という選択になるのではないか。県の財産なので、県にお願いするしかない」との見解を示した。一方、県教育委員会は17年に樹木医に依頼してクスノキを診断したが、「移植は無理」とする調査結果が出ている。
県は「将来のクスノキの取り扱いは、市が主体となって検討を進めている橋本駅南口地区の街づくりの中での対応となる」との立場だ。市は16年に策定した市広域交流拠点整備計画で、橋本駅前に「相原高校の緑豊かな空間を継承した空間を整備」する方針を定めている。
*上記は朝日新聞デジタル版の記事から引用しました。
*樹木が悪くなっているのに移設しないのはおかしい。県自体も再調査をして建て前だけで、結論を出すのは間違っている。