中国配車大手の滴滴出行 チリ首都でサービス開始
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チリ・サンティアゴ市内中心部のイタリア広場近くに設置された滴滴出行の看板(2019年8月6日撮影)。(c)Xinhua NewS
【8月7日 Xinhua News】中国配車サービス大手の滴滴出行(Didi Chuxing)は6日、南米チリの首都サンティアゴで本格サービスを始めた。
滴滴出行は今年6月初め、チリ第2の都市バルパライソに進出し、地元で運転手1万6000人以上を募集した。また、サンティアゴでの運転手募集はまだ続いている。
今年4月、北京で開催された第2回「一帯一路(Belt and Road)」国際協力サミットフォーラムに出席したチリのセバスティアン・ピニェラ大統領は、滴滴出行の北京本部を訪問し、滴滴出行がチリでサービスを始め、チリの移動手段の転換に関与し、スマートシティーや交通の電気化の実現に寄与することを歓迎すると話していた。
ラテンアメリカは滴滴出行の国際化戦略の最重点で、同社はすでに、ブラジルやメキシコなどに進出している。(c)Xinhua News/AFPBB News
米長者番付で大坂が女子アスリート2位に、史上4人目の2000万ドル超え
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米経済誌フォーブスの女子スポーツ選手の長者番付で、2位に入った大坂なおみ(2019年5月30日撮影)。(c)Kenzo TRIBOUILLARD / AFP
【8月7日 AFP】米経済誌フォーブス(Forbes)は6日、2019年の女子スポーツ選手の長者番付を発表し、テニスのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が4年連続の1位となり、四大大会(グランドスラム)で連覇を果たした大坂なおみ(Naomi Osaka)が2位に入った。
フォーブスは、2018年6月1日から2019年6月1日までの間に各選手が手にした賞金や給料、ボーナス、広告収入、出演料などを合算し、総収入を試算。それによると、大坂はこの1年で2430万ドル(約26億円)を稼いだという。
1位のセレーナは2920万ドル(約31億円)を稼ぎ出したが、そのうち賞金収入はわずか420万ドル(約4億5000万円)だった。
番付の上位はテニス選手が独占し、アンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)、シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)という、昨年と今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)女王が3位と4位にランクイン。ケルバーの総収入は1180万ドル(約12億5000万円)だった。
テニス選手以外の最上位は、12位に入ったサッカー米国代表のアレックス・モーガン(Alex Morgan)で、総収入580万ドル(約6億1500万円)のほとんどは広告料だった。
また、テニス選手以外で他にトップ15入りを果たしたのは、バドミントンのプサルラ・シンドゥ(Pusarla V Sindhu、インド)とゴルフのアリヤ・ジュタヌガーン(Ariya Jutanugarn、タイ)の2人だけだった。(c)AFP
体高1メートル? 世界最大の超巨大オウム、化石発見 ニュージーランド
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ニュージーランドで発見された体高1メートルになるという巨大オウムの想像図(2019年8月7日提供)。(c)JAFP PHOTO / FLINDERS UNIVERSITY/ DR. BRIAN CHOO
【8月7日 AFP】1900万年前の地球に生息していた超巨大オウムの化石が、ニュージーランドで発見されていたことが分かった。立つと人間の背丈の半分以上もあり、今まで発見されているオウムの仲間の中で最大だという。
古生物学者の国際チームが英国王立協会(Royal Society)の専門誌バイオロジー・レターズ(Biology Letters)最新号に発表した論文によると、見つかっている足の骨から推測されるこのオウムの大きさは、体高約1メートル、体重は最高7キロ程度。
2008年にニュージーランド南島(South Island)でこの鳥の骨が発見されたときには誰も何の骨か分からず、今年初めに研究チームが調べるまで11年も放置されていたという。
スコフィールド氏は当初、「巨大なオウムの骨だなんて考えもしなかった」といい、「再調査するまではワシの一種かもしれないと考えていた」と話した。
このオウムは、ギリシャ神話の英雄ヘラクレス(Heracles)のような体格と今回の発見の意外性から、「ヘラクレス・イネクスペクタトゥス(Heracles inexpectatus、予想外のヘラクレスの意)」と名付けられた。巨大なくちばしの力は非常に強くて何でも容易に砕き、通常のオウムのえさ以上のえさを食べることができ、他のオウムを食べてさえいたかもしれないという。
ニュージーランドは、巨大な鳥類が生息することで知られる。今は絶滅してしまった飛べない巨鳥モアは、首を伸ばすと体高が最大3.6メートルあった。
「しかし今日まで、世界中で誰も絶滅種の巨大オウムを見つけたことはなかった」と豪フリンダース大学(Flinders University)のトレバー・ワージー(Trevor Worthy)准教授(古生物学)は話した。
ワージー氏によると研究者らは20年にわたり、このオウムの骨が出土した、化石が豊富な堆積層で発掘調査をしており「毎年、未発見の鳥や動物」が出てくるという。「この興味の尽きない堆積層には、もっとたくさんの未発見の想定外の種が眠っているに違いない」と話した。(c)AFP
サムスン、日本に代わる材料調達先を探し中 全てを代替との報道は否定
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韓国電機大手サムスン電子のロゴ。ソウルで(2019年1月8日撮影、資料写真)。(c)JUNG YEON-JE / AFP
【8月7日 AFP】韓国電機大手サムスン電子(Samsung Electronics)は7日、一部の主要材料について、日本のサプライヤーに代わる調達先を探していると明らかにした。
日本政府は7月、半導体製造に不可欠な化学製品の対韓輸出規制を厳格化。先週には日韓両国が輸出管理の優遇措置を適用するいわゆる「ホワイト国」から互いを除外した。
サムスンの広報担当者はAFPの取材に対し、同社が日本からの輸出品に大きく依存してきた材料や部品の調達先を「多様化する方法を模索」していると語った。
台湾の市場調査会社トレンドフォース(TrendForce)によると、日本は世界のフッ化水素ガス市場で60~70%のシェアを握っており、韓国企業が日本に代わる調達先を見つけるのは困難とみられる。
ある韓国メディアは、サムスンが半導体製造に使われる日本製の化学製品や材料約220種類全てについて、国産製品または日本以外の外国製品で代替することを決定したと報道。ただ、サムスン側はこの報道を否定している。(c)AFP
歴史ある大聖堂内にゴルフコース!? テーマは「橋」 英南東部
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英ロチェスターのロチェスター大聖堂に設けられた橋をテーマにしたミニゴルフコース(2019年8月6日撮影)。(c)Ben STANSALL / AFP
【8月7日 AFP】英イングランド南東部ロチェスター(Rochester)のロチェスター大聖堂(Rochester Cathedral)に、橋をテーマにした期間限定のミニゴルフコースが設置された。若い世代が橋を支える工学的技術を学ぶ場と、歴史ある聖堂に親しむ機会を提供するのが目的。(c)AFP
*上記はAFPBBNEWSの記事から引用しました。
*今日の一言
平和式典会場の下に…「みんなおった」家、原爆が消した何もない!
「ここが家族のお墓です」
平和記念式典終了後の6日午後。会場となった平和記念公園(広島市中区)内の「旧天神町北組慰霊碑」を訪れた鉄村京子さん(89)はこう漏らした。74年前、この近くに自宅があった。家族がいた。だがその形跡は、どこにもない。
映画館や食堂に写真館。かつて旧天神町を含めた一帯は、広島屈指の繁華街だった。父の和夫さんは自宅近くで商店を営み、夏はアイスキャンディー、冬は焼き芋を売っていた。店には隣の映画館に通じる抜け穴が。「スクリーンの横に出るんやけど、影が映って『誰じゃ!』って怒鳴られたんよ」。こう昔を思い出し、表情を崩した。
後に原爆ドームと呼ばれる川向こうの産業奨励館は格好の遊び場。階段の手すりにまたがって滑って遊んだ。毛糸のパンツがすり切れると、母のつねこさんは「また継(つ)がなあかんね」と笑った。父はよく近くのカフェに連れて行ってくれた。「あの時代は、みんなおった。楽しかったんよ」
やがて戦況が悪化するにつれ疎開する人が増え、街は静かになっていく。1943年、父は激戦地だったソロモン諸島のガダルカナル島で戦死。42歳だった。骨つぼの中にはたった1枚の紙切れ。「鹿野和夫」と名前が書かれていた。
そしてあの日――。
15歳だった鉄村さんは、爆心地の北約4キロの勤務先近くで被爆。けがはなく、翌朝歩いて自宅を目指した。つねこさん(当時42)と弟の滋さん(同8)、勝さん(同2)は家にいたはずだった。だが、家があるはずの場所は一面の焼け野原となっていた。
「お母ちゃん、お母ちゃん……」。涙をこぼしながらいくつもの救護所を回ったが、見つからない。数日後、家の跡を木ぎれで掘ると、溶けたつねこさんのメガネの縁が出てきた。母と幼い2人の弟の遺骨は、見つからなかった。
呉の海軍工廠(こうしょう)にいた兄は無事。ひとり親戚宅に預けられ、髪が抜け体調が優れなかったが、畑仕事にかり出されるなどつらい思いをした。
18歳のころ、「供養したい」と父の骨つぼに、母と弟ふたりの名前を自ら紙に書いて一緒に納めた。家族の写真は、親戚宅に残っていた母と滋さんが写った1枚だけ。父と勝さんは写真すら現存していない。
戦後、旧天神町や旧中島本町一帯は盛り土がされ、街の痕跡は消えていく。それから間もなく、更地となった自宅跡を友人と訪ねた。「この辺が台所で、この辺が玄関……」。土の上に足で線を引いた。昔を思い出し、胸が詰まった。
平和記念公園が完成したのは被爆から9年後。以来緑豊かなこの公園を、修学旅行生らが行き交う。3年前、慰霊碑のそばの石に腰掛け、ふざけて笑い合う修学旅行生にいらだち、思わず怒鳴った。
「ここでお母ちゃんたち、みんなが死んだんよ!」
被爆70年を超え、「原爆が落ちた場所が公園でよかった」と誤解している人さえいる。ここに暮らしがあった事実を風化させないため、広島市は公園の一角で被爆遺構の発掘調査を進め、来年度にも遺構を公開する考えだ。
鉄村さんはこう願う。「街があったなんて不思議な感じがするかもしれんけど、たくさんの骨も埋まってる場所なんよ。その事実を知って欲しい」なにもない
*上記は朝日新聞デジタル版の記事から引用しました。
*核は止めないと地球が壊れてしまう!