昔の元旦は学校に行き、紅白の餅を貰ったのが嬉しかった。
近所の友達と一緒に歩く息は真っ白だけど
暮に母親が買ってくれた、新しいトッパーコートを自慢げに着て
雑煮で腹いっぱいなのに、
ポケット詰め込んだみかんを出して
食べながらあるくのが 幸せだと感じた。
学校の帰り道は、もっと賑やかで 幸せだと感じた。
学友の家を寄り寄り 帰ってくる
そこで煎餅や干柿や小さいリンゴを貰って
ズボンのポケットまで膨らんでいた。
紅白の餅を親に預けると、子供達は繰り出してキャッキャッとふざけ
走り、遊び廻る。
ここ数十年、お正月がしずかだと感じている。
子供の声がしない。
外を歩くのは、犬を連れた 伯父さんだけ。
スーパーも飲食店も正月から電気がついている。
働く人は 皆 忙しいんだね
子供達は 家でゲームをしながら留守番かな~
ほんとに ほんとに 静か
普段より 静か
皆 忙しいんだね
家の子供や孫の顔 何年も見ていない
皆 忙しいんだね
婆~の僅かなお年玉など もう用無い年かもね。
孫たちは
バイトの収入の方が はるかに多い多いんだね。
皆 忙しんだね
私も三が日 何処へも行かず、暮に煮炊きしたお節で
雑煮を食べてすごした。
婆~だけは 暇してるよ。
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