寒さが続きましたが、今日はちょっと汗ばむ程度の穏やかな日になりました。
そんな穏やか~な昼下がり・・・
父ちゃんの唸り声が聞こえてきました。
何事かと行ってみると、左手の親指でしきりに右方向を指差しするんです。
ウワウワ、ウオウオ言うだけで、何を言いたいのかがまったく分りません。
指差すほうを見ても、代わり映えのしない壁とストーブがあるだけです。
騒ぐ父ちゃんのほうを見てみると、前にもあったように『右半身の硬直』っぽい症状が出ています。
右手はガッチリ握り締め、腕から肩にかけて縮こまっています。
右足も前に投げ出され、足指がギュッと握られています。
・・・またかよ・・・
とにかく、手を掴んでゆすって、『力抜いて』といいながら右半身をさすります。
数分もすると緊張も解けたので、水分補給ゼリーを飲ませるといつもの父ちゃんに戻りました。
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同じような症状が夕飯後にも現れました。
・・・やはり、右方向に何かが居るらしいです・・・
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初めてこんな症状が出たのは、脳梗塞になった直後くらいでした。
どこを見ても『そこに黒い穴がある』って言うんです。
・・・これは眼底出血の後遺症だったのですが・・・
最近の症状は、おそらく脳梗塞による癲癇症状の一種なんでしょうね。
症状が頻発するようになってきたので、できれば病院に入れたいのですが・・・それも無理だしぃ・・・。
・・・なんじょするべがぁなぁ・・・
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ばあちゃんは、炭水化物以外の固形物をすべて口から出すようになっちゃいました。
柔らかい豆腐・やわやわのオカラさん・かき玉汁の卵・良く煮たお麩・とろけるキャベツ・・・
もう、どうしたらいいか分りません。
米・味噌・醤油だけで生きているようです。
・・・・相変わらず『タクアン』だけは『ポリポリ』食べていますが・・・