訪問看護ステーションジョジョ(株式会社THS&EK)のご案内

ジョジョは医療ニーズの高い人の訪問看護、療養通所(デイ)老人ホームをしています

在宅の死 退院日の死

2014-11-29 15:46:59 | 訪問看護
本日退院

終末期の移動は体力がとても消耗する。

訪問すると咽のゼコゼコが激しい。
本人は意識あり吸引する事も納得するが・・・
吸引してもしてもきりがない。
呼吸は下顎用呼吸

妻と別室で話す。
初対面だけど・・・・信頼関係も築けないうちに・・・
いきなり厳しい事を言わなければならないけど・・・
話す事は話さなければならない。
またまた医師より先に・・・

医師に「今日、持たないかも・・・(家族にはそこまで言わないが)」と連絡。

医師は「今から訪問する」と言われ間もなく「呼吸停止」と医師から連絡があり
訪問を促され訪問する。

家族の中には混乱で一時的に記憶が無くなった方もいた。
家族のグリーフワークの時間も無い。

もう少し早く家に帰れたら・・・
グリーフワークも出来ただろうし
家族の混乱も少なかったと思うのだが・・・。

終末期になる前から月に1回からで良いからもっと早く訪問看護を入れてもらえないだろうか。
そうすれば本人も家族も安心して、もっと早いうちに家に帰っただろうにと思うのは私だけだろうか。

追伸:
退院当日は退院支援と言うものはもらえるが訪問看護の請求は出来ない。
自費請求をすれば良いと言われるが
退院当日に、まだ人間関係も無い時に中々言えないよねえ・・・

金金金・・・訪問看護の良さが消えてしまいそうで言えない
終末期の訪問看護は結構ボランティアが多い。