訪問看護ステーションジョジョ(株式会社THS&EK)のご案内

ジョジョは医療ニーズの高い人の訪問看護、療養通所(デイ)老人ホームをしています

ミュンヒハウゼン症候群

2017-04-06 20:19:14 | 訪問看護
対象者が殺される事もある

周囲の関心や同情を引くために病気を装ったり、自らの体を傷付けたりするといった行動が見られる。
虚偽性障害に分類される精神疾患の一種。

まあ本人の場合は関心を持ってあげれば良いわけで
只・・・エスカレートしていくけど・・・・

代理性ミュンヒハウゼン症候群となると
自分の身体を傷付けるのではなく
抵抗の出来ない身近な子供だったりする
甲斐甲斐しく世話をする母親
実は毒を盛って具合悪くしているのは母親だったと言うニュースを見た事あると思うけど

最近、認知症の夫で
多分そうだろうと思う事例に出くわした

ケアマネ交替で
新しいケアマネから依頼あり難事例と言う事で介入したが

飲んだら良いだろう薬は飲まさず
もしかしたら具合悪くなるかも・・・
休んだら良いかもしれないと話した薬はしっかり飲ます

自分はこんなに尽くしている・・・が見える

もしかしたら・・・
そんな病気あるよ。なんて病名だったヶ・・・・とスタッフに話していた矢先

妻の高熱で緊急に訪問の依頼
妻が病院受診、インフルの治療をして帰って来た
本人に移るからマスクして・・・と言っても聞かず
本人の口元に近づいて話しかける


ケアマネから相談され
奥さんを休ませる目的でしばらく夫に入院してもらったらいいよねとアドバイス
病院も理解してくれ1週間の予定で入院になった

奥さんには休んでくださいと申し上げたが
インフルなのに自分で病院へ夫を連れて行く
インフルでは他の人にも迷惑だし・・・と申し上げたのだが

1週間後退院する頃
私、毎日病院に行ってました・・・と
無理やり入院させられて・・・
訪問看護解約します・・・とクビになった。
ケアマネも首になった。
事業所は全てか替わったらしい


私は医者では無いので診断は出来ないが
代理性ミュンヒハウゼン症候群だろうと思う

つばをかけられながら叩かれながらの介入なので
正直クビになっても業者は誰も困らないのだけど
気の毒だなのは利用者さんだ
必要な薬を服用すれば少し良いのだろうけど

代理性ミュンヒハウゼン症候群の診断は
本人あるいは家族の申告で受診しなければ
他人が言えるものでは無いし困難だ

代理性ミュンヒハウゼン症候群の家族のために
対象者は死ぬまでどうしようもない事も多い
回りの人も分からない事が多いから

だって素晴らしくケアしているように見えるから

今回は認知症の高齢者なので
亡くなっても老衰と言われて終わるだろう