最後の願いを阻むもの

国の方針

医療費削減
だから・・・退院
老健とか特養ってよくわからないけれど
それぞれの縛りがあり
入れてほしいと思うけれど入れないケースがよくある
だからサコジュウは乱立しサコジュウに入れと言う

気軽にサコジュウや有料老人ホームを進められるけど
サコジュウ・・・素晴らしいお金がかかる
富山は、それでも安いと言われているけれど
20万前後かかるのが普通になってきている
20万かかっても大した事はしてもらえないのが現実

安いところに入って騙されたと言う人がいるけれど
騙されたのではなく
20万かかっても大した事はしてもらえないのに
安いお金でしてもらえるわけもなく
追加、追加があるらしい
手がかかる・・・ここでは見れない・・・など
家族は多額の追加をするか追い出されるか


病院から柴田に相談したら良いといわれた人

「在宅に帰るには」の相談を受けている
病院から在宅は無理と言われ
老健に申し込むが・・・
老健も・・・病院もかな
受け入れが難しいと
それなのに在宅は無理と言われて・・・どうしろと言うのだ
そして「柴田に聞けば何かいい案があるかもしれない」と言われたらしいけれど

私も聞きたい
老健も・・・病院もダメで在宅も無理って？？？
サコジュウの回し者ですか


相談者さん
何が何でも家に帰したいわけじゃない
でも行くところがないから・・・と言われた
そうだよね
サコジュウ・・・簡単に言われるけれど
残されたものの生活もあるのだ

誰だって
孤独死にさせたとか批判されるのも嫌だし
かと言って自分の生活もあるんだよ
お金持ちなら良いけれど

介護疲れで無理心中
悲しいけれど
わかる気もする

訪問看護だって訪問出来る回数が決まっている
時間が決まっている
それがオーバーすれば実費なのだ
実費の訪問看護の料金を説明すると
皆さんビックリされるけれど
それでも夜中の緊急コールがつらくて訪問看護を辞めていく人が多いんだよ



孤独死
病院にいても孤独死なのに・・・
病院にいても孤独死なんだけどね

ずっと看護師が見ているわけじゃない
ナースステーションにいるだけで
ずっとそばにいてくれるわけじゃない
見回りで気づくだけなんだよね
昔、付き添いの人が側にいるのに気づかないで亡くなっているケースもあった
私の母も姉がちょっと席を立ったスキに息を引き取った
看取られて亡くなる・・・以外と少ないと思うけど

同じ孤独死なら自分の好きなところで逝ければ良いのじゃないのかな

高齢者の皆さんが手を合わせる
母と同じように「病院に行きたくない」と
最後くらい自分の好きにさせてあげたいけれど

家族よりも誰よりも
医療関係者がそれを阻む




















写真提供：小西幸司先生