上達したい方のための水墨画教室

水墨画の奥深い魅力と沈和年先生による本格的水墨画指導の様子や教室会員さん達の学習の成果を紹介していきます

線は僕を描く観てきました〜

2022-11-05 | その他
近頃、とても良い天気が続いてますね。

ほどよい日差しに葉がさわめきキラキラしているのを、ボーッと眺めるのが心地よいです☕️ いつもボーッとしてますが・・・





映画見てきましたー!!
横浜流星さん素敵でした✨
たくさん練習されたんでしょうねー、感覚がきっと良い方なんでしょうね、カメラの前で絵を描くって事だけでも難しいと思います。

見た人は分かると思いますが、清原果那さん絵を描いてるお二人の横顔が美しくて😍見惚れてしまいました。

水墨画という世界を知らない方にも分かりやすく、知ってる人にもそうだよね描くタイプもいろいろよね、と思わせてくれる内容でした。
一緒に行った友人からは水墨画って難しそうって言われちゃいましたが、紙にへのへのもへじを描いても水墨画だっ!と言っときました。
軽い感じで入っても深くなっていくですが・・・軽くでもなんでも少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

写真のようにピタッと描く人、感性で描き上げる人、全体の印象や雰囲気を描く人、水墨画と言っても人それぞれです。
人生のいろんな経験や思いが感性になり表現される、水墨画だけではないですね、音でも色でも、言葉でも、表現されてる方はみな同じだと思います。

マニアックな目線で言うと、湖山先生が蘭を描く時、空中から筆運びが始まってるのを見て、私の初代の水墨画の先生、李 辛先生の言葉を思い出しました。
線は紙の上から始まるんじゃないよって☝️
ああ、そうだったなぁと懐かしく思い出してました。

映画の中である方が、目を見開いて右脳全開で大きな白い紙に絵をいっきに描き上げる姿がカッコ良かったです🥰
私もいつか大きな筆で目を👁バッキバキにしながら描いてみたいもんだと思いました🔥🔥🔥 どこかでやらしてくんないかなぁ。
大きな筆欲しいなぁ🙄
水墨画がかけるあんな大きな紙はどこにあるんだろう? 
知りたいです😊

湖山先生が自分の線を描きなさいと伝えていたと思いますが、
たまたま陳 允陸先生にお会いした時に、
先生がいても自分の絵を描くんだよ、
自分の絵じゃないと人伝わらないからね。
と言われたばかりでした。

先生の絵を学ばせて貰った上で、自分の線や絵を描けるようになって行きたいなと改めて考えさせられました。

ちょっと泣きそうになったのは、湖山先生が主人公の霜介の絵を評価する時に言ってたのが、
「悪くない」
と言う言葉・・・何度も私も言われた言葉です。
沈先生を思い出してしまいした😭
それと、ブログを書こうと思った今日はたまたま沈 和年先生の誕生日。
おめでとうございますでいいかな?

生徒たちは勉強会として集まってます。
これからも見守って下さいね。





下手くそですが、乱筆の蘭を添えて🌱



追悼

2022-08-16 | その他




初め、あまりに突然の訃報で言葉がありませんでした。

体を治され戻ってくると信じ、
翠風会の教室の皆さんと、沈和年先生がいない間も勉強会をしてきました。
それがまさかこんな風にお別れするとは・・・

先生の写真を探そうと思っても、いつも先生の描いてる手元ばかり写していたので、
お顔が写ってる写真がほとんどありませんでした。
こんな事なら一枚くらい教室で生徒の皆さんと写真を撮っておけば良かった。

私は教室での先生しか知りません。
いつも帽子を被り、タバコを吸いながら墨が程よく乾くまでいろんなお話しをしながら、ベストなタイミングでまた描き始める
そんな様子ばかり思い浮かびます。

初めは描きながら、ただ手を止めて面白い話をしてるだけだと思っていたら、全ては次の一筆のタイミングの為と分かったのは何年も経ってからでした。
どの順番で何を描くか、どれくらいの湿り具合でどう墨を入れるか、全て計算の上で
大胆であり繊細。
墨と水をよく研究されているような、そんな先生でした。

私が冴えない絵を描いても、先生が手を入れると魔法の様に、どんどん良くなり、
同じ筆と紙かしら?と思うほどでした。
構図にしても、ちょっとした線を入れて整えてしまう。
私は良く先生の目👀になってみたいと、
先生に言っていました。
何がどう見えているのか不思議で、どんな風に絵が見えているのか知りたかった。




先生が描く点と線はいつも美しく
墨一色で、花びらの柔らかさや色まで見えてきそうです。




教室での様子


若い頃はとても苦労されたようで、
絵だけでは食べていけないので、ビルのフロアのワックスがけなどしてたと、お話してくれました。
私のワックスがけは隅々まで上手に塗るから、よく褒められたよ😊とお話しされてたのを思い出します。

自ら率先して動き、威張る事なく、
景色を見てどういう描き方で表現出来るかを考えているような、本当に水墨画に一途でした。

もっとこれから素敵な作品を描いていかれると信じていたので、この知らせはとても悲しかったです。
まだまだ教えて欲しかった!



2019年表彰式にて

先生は正直だから、良い作品は惜しみなく「いい!すばらしい」と
ちょっと良いものは
「悪くない😏」の一言。
私達には悪くないの一言でも、最高の褒め言葉でした。
これから時おり先生の言葉を思い出しそう・・・

教えて頂いた事を忘れず、精進していきたいと思います。

出会えて学べた事に感謝いたします。

先生、ありがとうございました。








生徒さん達の作品

2015-01-17 | その他
今年も一年が始まりましたね。
四日市教室は今年もみなさん
素敵な作品を作成される事でしょう。

上農さんの作品です。
いつも、筆遣いが素晴らしく
雰囲気のある山です。



水谷さんの作品です。
椿ですが、色も墨も濃淡があり
素敵です。