上達したい方のための水墨画教室

水墨画の奥深い魅力と沈和年先生による本格的水墨画指導の様子や教室会員さん達の学習の成果を紹介していきます

大作がいっぱい‼️

2022-11-23 | 教室の様子
11月も終わりになってきましたね。
今月はご縁があり、神在月に出雲に行く事が出来ました😊 
今年は旧暦で、10月25日〜11月23日まで出雲に神様がいるようです🌱
来年のご縁を結ぶ会議が終わり、そろそろお帰りになっている所かもしれませんね。

今回の勉強会では沢山の大作を見せて頂く事が出来ました。









軸装の勉強にと、河原紫水さんがいろいろ作品を持ってきてくれました👏👏👏
作品を描いてもどの布地を合わせたら良いか、いざ掛け軸にしようとしても迷う所です。
しかし大作揃いです!!どの作品も迫力があります✨ 河原さんの勢いを感じますね😊

台湾などでは真っ白な軸装が一般的とか、日本で真っ白な軸はあまり見かける事がありません。文化によっても違うのですね、勉強になります。





坂本さんが持って来てくれた軸です、単色の布地だと、作品がPOPになりますね。
洋間にも飾れそう😳目から鱗です。
今は和室の無いお家も多く、軸なら保管場所もそんなに取らない、気軽に飾れる軸は現代に向いているのでは?と思います。

気軽と言っても、坂本さんの絵は力強いですけどね、どんどん進化しているのではないでしょうか?










毎回凄い量を描いて来られます😳
どれも素晴らしいのですが、私が今回気に入ったのはこれです✨✨✨✨



竹に雪、可愛い鳥までいます。
この絵にはさまざまなテクニックが入っていますが、見事に調和しています。
雪でしなる笹、鳥の表情、降る雪のようす❄️
見事です✨
墨色も美しいです💎
寒そうな景色なんですが、暖かくキラキラしてる印象を受けます。坂本さんの人柄が出ている、そんな気がします😊






水谷さんのカニと猫の絵です🐈
カニ🦀と蓮子の葉ですが、全体に膠が入った墨で描かれてます。葉は墨のグラデーションが出ており、柔らかい感じがしますね。
一方カニは爪の辺りに鋭さを感じます。
描き分けておられますね。
猫ちゃんはとにかく可愛い😍
和年先生の手本から描かれたのですが、墨の感じと丸まってる姿が可愛いですね!
菊と猫の墨のバランスが良いです👍


伊達さんの柳にリス🐿
なんとこれ、紙の裏なんです!!😆
濃く描き過ぎたと言っていたのですが、紙の裏を見たら丁度良かった😍 それもアリです! しまった!と思っても違う角度から見たら思わぬ成功があるかもしれません。
リスの様子が可愛いですね💕



斉藤さんの蘭です✨
初心者だ、家で描いてないとか言ってますが、初心者はこんな蘭の葉を上手に描けませんよ😆 書の技術が絵に現れています✨
空間の残し方も美しいです。




久しぶりに来てくれた小松さんの菊です🌼
難しいと言いながら、バランスを整えて描く事がとてもお上手です♪
日本画を描かれてる方は基礎がしっかりされてるので、構図と物を見る目👀が出来ていますね。
私はすぐ構図がブレるので、いつのまにか手本見てても違う絵になってしまう・・・
自分が残念です🥲

今回写真を撮りそこねた方ごめんなさい🙏
また来月撮らせて下さいね。

刺激し合える方達とのご縁に感謝ですね✨
ご縁の会議も終わった様ですし、来年はどんな人や作品に出会えるか、先が楽しみです♪♬

来月は
12月19日 
三階 第三会議室でお待ちしてます💕



線は僕を描く観てきました〜

2022-11-05 | その他
近頃、とても良い天気が続いてますね。

ほどよい日差しに葉がさわめきキラキラしているのを、ボーッと眺めるのが心地よいです☕️ いつもボーッとしてますが・・・





映画見てきましたー!!
横浜流星さん素敵でした✨
たくさん練習されたんでしょうねー、感覚がきっと良い方なんでしょうね、カメラの前で絵を描くって事だけでも難しいと思います。

見た人は分かると思いますが、清原果那さん絵を描いてるお二人の横顔が美しくて😍見惚れてしまいました。

水墨画という世界を知らない方にも分かりやすく、知ってる人にもそうだよね描くタイプもいろいろよね、と思わせてくれる内容でした。
一緒に行った友人からは水墨画って難しそうって言われちゃいましたが、紙にへのへのもへじを描いても水墨画だっ!と言っときました。
軽い感じで入っても深くなっていくですが・・・軽くでもなんでも少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

写真のようにピタッと描く人、感性で描き上げる人、全体の印象や雰囲気を描く人、水墨画と言っても人それぞれです。
人生のいろんな経験や思いが感性になり表現される、水墨画だけではないですね、音でも色でも、言葉でも、表現されてる方はみな同じだと思います。

マニアックな目線で言うと、湖山先生が蘭を描く時、空中から筆運びが始まってるのを見て、私の初代の水墨画の先生、李 辛先生の言葉を思い出しました。
線は紙の上から始まるんじゃないよって☝️
ああ、そうだったなぁと懐かしく思い出してました。

映画の中である方が、目を見開いて右脳全開で大きな白い紙に絵をいっきに描き上げる姿がカッコ良かったです🥰
私もいつか大きな筆で目を👁バッキバキにしながら描いてみたいもんだと思いました🔥🔥🔥 どこかでやらしてくんないかなぁ。
大きな筆欲しいなぁ🙄
水墨画がかけるあんな大きな紙はどこにあるんだろう? 
知りたいです😊

湖山先生が自分の線を描きなさいと伝えていたと思いますが、
たまたま陳 允陸先生にお会いした時に、
先生がいても自分の絵を描くんだよ、
自分の絵じゃないと人伝わらないからね。
と言われたばかりでした。

先生の絵を学ばせて貰った上で、自分の線や絵を描けるようになって行きたいなと改めて考えさせられました。

ちょっと泣きそうになったのは、湖山先生が主人公の霜介の絵を評価する時に言ってたのが、
「悪くない」
と言う言葉・・・何度も私も言われた言葉です。
沈先生を思い出してしまいした😭
それと、ブログを書こうと思った今日はたまたま沈 和年先生の誕生日。
おめでとうございますでいいかな?

生徒たちは勉強会として集まってます。
これからも見守って下さいね。





下手くそですが、乱筆の蘭を添えて🌱