Re-Set by yoshioka ko

■しばらく下野、したらどうか。

 当然といえば当然ではあるが、じわじわと包囲網が出来つつある。どんな言葉で飾ろうとも、ひと言でいえば『人心は離れる』である。

《以下引用》
 「自民党各派の9日の総会などで、惨敗した参院選後も続投した安倍晋三首相に対し、政策転換や人心一新を求める声が相次いだ。一部からは総裁選の実施を求める意見も出た」(8月9日『時事通信』)《引用ここまで》

 問題は連立を組んだ公明党は何を考えているのだろうか?

 敗北ショック、といっても神奈川選挙区で当選した小林温自民党議員の選挙違反で、もし「連座制」が適用されれば、同じ選挙区から立候補し、負けた松あきら前参議員の繰り上げ当選が決まるわけだから、本当は嬉しい顔だが、そうもいかないかわりに、自公連立というあり方にも旗幟鮮明にも出来ないというジレンマを抱えているのだろう。

 権力の《面白さ》を、自民党という幹に寄りかかってしばらくは味わってきた少数政党が、これからどう生きようとするのか、私なりに興味がある。やはり公明党は自民党離れに向かうに違いない。そうしなければ「党」がもたない、と見る。

 昨日、今日あたり「政治とカネ」で、早速公明党は、「一円からの領収書」を言い始めた。とはいえ遅きに逸した感は否めず、顔色は、優れない。しばらくは、いま国民は何を欲しているのか、そのあたりを実感するためにも、自ら下野したらどうか。

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