Re-Set by yoshioka ko

■次なる一手を見守るしかない・・・

 国連安保理での北朝鮮ミサイル発射に対する「非難決議」が全会一致で可決された。日本は、拒否権を使われておじゃんになるよりは、中ロも一緒になった決議であれば、北朝鮮への圧力になるだろうと、譲歩の理由を述べる。

 制裁を伴った決議だったら、北朝鮮は暴発するかもしれない、そうなれば6か国協議の議長国である中国も、今日から始まったサミット議長国であるロシアも、メンツをつぶされることになる、しかしながらミサイル発射を喜ぶわけにも行かないというジレンマに対面していた中ロも、制裁を伴わなければ北朝鮮へのお灸としては十分だろう、少しは考えるだろう、と読んでの賛成票なのだろう。

 だが、そんな思惑をよそに、当の北朝鮮は早速声明を出し、こんな決議には従わない、だいたいミサイル発射訓練は我が国の自由だ、と声高に語る。

 問題は、我が国の自由だ、といって明日にでもまたまたミサイルを発射したらどうなるのだろう。あるいはまた、核実験でも始めたら、どうなるのだろう。

 だからいったじゃない、制裁決議にしておけばよかったのだ、という声が日本あたりからはすぐ挙がるのではないか。中ロは今度は腰が引けるかもしれない。どのような予想が立てられようが、いまボールは北朝鮮が握っている。

 世界は北朝鮮の次の一手に注目せざるを得ない。

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決議の効果
制裁決議であっても事態はあまり好転しないでしょう。現在の情勢、すなわち、核兵器その他の大量破壊兵器を保有する超大国アメリカが悪の枢軸呼ばわりして先制攻撃論を振りまわしている限りは、北朝鮮のミサイル開発、核開発が自衛権の範囲内だとの主張には三分以上の理がありそうです。
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