制裁を伴った決議だったら、北朝鮮は暴発するかもしれない、そうなれば6か国協議の議長国である中国も、今日から始まったサミット議長国であるロシアも、メンツをつぶされることになる、しかしながらミサイル発射を喜ぶわけにも行かないというジレンマに対面していた中ロも、制裁を伴わなければ北朝鮮へのお灸としては十分だろう、少しは考えるだろう、と読んでの賛成票なのだろう。
だが、そんな思惑をよそに、当の北朝鮮は早速声明を出し、こんな決議には従わない、だいたいミサイル発射訓練は我が国の自由だ、と声高に語る。
問題は、我が国の自由だ、といって明日にでもまたまたミサイルを発射したらどうなるのだろう。あるいはまた、核実験でも始めたら、どうなるのだろう。
だからいったじゃない、制裁決議にしておけばよかったのだ、という声が日本あたりからはすぐ挙がるのではないか。中ロは今度は腰が引けるかもしれない。どのような予想が立てられようが、いまボールは北朝鮮が握っている。
世界は北朝鮮の次の一手に注目せざるを得ない。
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