Re-Set by yoshioka ko

■「合併」も、過ぎれば・・・

 国あげての「平成大合併」の雄叫びのあとに何が残されたのでしょうか。どこかに隠れていたとしか思えない三位一体改革なるものも、またぞろ新聞紙面をにぎわすようになって、すでにしてしまった大合併の先行きに、暗雲を投げかけ始めました。地方分権という美名の陰で、地方放出分のお金をできるだけ少なくしよう、という国の本音が、やっぱり見えてきたではないですか。

 ということで、わがまちも合併から8ヶ月が経ちました。いい合併だったかどうか、その答えがじわじわと浮かび上がってくるころではないでしょうか。あれだけ期待したのに・・・、いやいやあれだけ反対したのに・・・、と現実というものは、ままならないものです。

 ところで合併で、住民サービスは向上しましたか? 一人一人の負担は減りましたか?合併で、旧4市町村は、それぞれの個性を生かしたまちづくりに着手することができましたか?合併で、より不便になったなどということは、まさかないでしょうね。

 今更いうまでもないことではありますが、いい合併と悪い合併というのものは確かにあります。結婚に例えればわかりやすい。お互いがお互いを尊重し信頼しあって、いい家庭を築くことができるのであれば、それはいい結婚。ところが、見栄やメンツ、家柄や親の思惑、あるいは政略といった、別の要素が介在した結婚というのは不幸というしかありません。
 わがまちの場合は4市町村の合併だから結婚の例には当てはまらないではないか、というご指摘もあるかも知れない。しかしどうしてどうして、そもそも合併のいきさつを思い起こせば、わがまち対3町村なのだから、結婚ということにしておきましょう。

 さて、結婚だったら、離婚が可能です。では合併の場合、解消は可能でしょうか?もちろん可能です。しかし、現実には合併に倍するエネルギーが必要になるのは確実です。離婚だって結婚よりは相当エネルギーがいるではありませんか。
 あ~あ、もっと真剣に考えればよかった、などと嘆いているのはどなたですか?

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