韓国と北朝鮮の間には「拉致問題」はない、という点と、日本と北朝鮮との間に横たわる「拉致問題」は、これで一件落着を印象づけるという意味においてである。
しかし、である。北朝鮮は、見事に演じ切った、と思っているのかも知れないが、韓国に残した老いた母親や兄弟、妻であり、死亡したという横田めぐみさんに対する夫としての感情、あるいは義理とはいえ父母に当たる横田さん夫妻に対するキム・ヨンナム氏を見ていれば、「いわされている」姿が痛々しい。
さて、この拉致問題の第2幕は、これからどんな展開を見せていくのだろうか。韓国を取り込みながら、日本とは対決姿勢を、という見方もある。だが如何に策を弄しても、結局は追い込まれていくのは北朝鮮そのものではないか。
腐り始めた権力は、必ず崩壊するというのは真実だからである。
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