ひきこもりの日常

現在、きまぐれ不定期です。

芸術に親しむ

2005-12-31 17:08:50 | Weblog
ちょっと間が空きましたけれど、28日(水)の日記です。

家のお使いで、電車に乗って大阪市内に行ってきました。
ついでに心斎橋の通称ひっかけ橋の目の前にあるキリンプラザ大阪と大阪港のサントリーミュージアム天保山に行ってきました。
伝説のトレーダーと言われる藤巻健史氏の著書『タイヤキのシッポはマーケットにくれてやる!』などにも書かれていますが、人間には芸術が欠かせないようなので芸術に親しもうと思ってです。

NHK教育で新日曜美術館を毎週見るのも良いですが、たまには実物を見て来ようと思い、食事での栄養だけでなく、精神の栄養も必要ですね。

サントリーミュージアムは学生風の若者が多いです。カップルが多いです。
3月に国立国際美術館の中国国宝展にたまたま切符があって
(親からもらった。親はそういうのに行かない)
行きましたが、その時は中高年の比率が95パーセント以上でした。
まあ場所が隣に海遊館がある大阪港だし、ミュシャは最初にパリで女性画のイラストレートで売れた人だから(後に祖国チェコに帰りお札の絵作りなど国家に貢献)、女性や若者に人気があるかも知れないけれど、私は最近の20台も何となく好きになれない。
(考えてみれば20台を好きになったことはないけれども。)

これは若者だけに限ったことだけではないけれども、
自分だけのことしか考えない
、またはカップル同士、仲間うちだけのことだけしか考えないでしょう。そうでなければ私が特に理由もないのに、絶妙な距離で咳払い鼻すすりをされ続けないはずだ。
(精神疾患じゃないよ。念のため)

他者のことは考えられない、知育中心の教育などと新聞なんかには仮説が立てられているようです。まあそうだとしても残念ながら当分は改善されそうにもなさそうだと思うのですが。新聞や電車での中吊り広告にある、学校の広告を見ると。
まあそれはさておき、
それと反対に大阪のいい感じのおばちゃん(いい感じと言っても東京の山の手の奥様とは全然違う、念のため。エエ感じ、庶民的といった方がよいかな。)になるとそんな確率はグッと減る。

ミュシャは家からだとJR堺市駅前にある、堺市文化館の方がまだ近いし、それに空いているけれども、電車を乗り換えないといけないし、第一ついでの用事がないからまず行かない。

話しはミュシャに戻して、
まず最初の部屋に入るとミュシャは商業デザイナーから始まったので数多くリトグラフがあります。版画のように何枚でも刷れるものですね。
最初の部屋はこのレトグラフばかりで100年前のものとはいえ、ミュシャの中ではそんなに価格が高くないのに、若い警備員が一人立っている。なんで?
と思って進んで行くと(大阪港に面しているだけあって途中にはガラス張りの休憩室がありました。)、もうそこから係員だけで警備員はいなくなりました。
思うに最初の部屋で挙動不審な人物をチェックする役目があったのだと思います。

ミュシャはクッキーの箱のデザインをやっていたり商業デザインを中心に最初は活躍しました。お菓子はあまり食べないけれど、箱にも美的な楽しみがあるものというのが、スーパーに行ってもなかなか無いような気がします。
玩具メーカーのタカラが村上隆の作品を玩具付き菓子、として売り出しましたがどちらかといえばオタク向けの作品で本人もそういった意図で制作しているので純粋に美的には向かないと思います。
ちなみに村上隆は以前、教育テレビ『美と出会う』という番組で弟子を叱り飛ばしていう映像が流れていたので、怖いイメージは私はあるのですが。


さて、本当に人気の無い私のブログですが、
少なくとも訪問者がゼロになった日はないので、どなたか訪れて下さっているのですね。ありがとうございます。

来年も何とか書いていこうと思います。


(挿入画像は、芸術に親しむという意味で、私の好みのヒエロニムス・ボスです。
パソコンの壁紙に選んだことがあるのですが、なぜかマイクロソフトのパソコンは急に壁紙が元に戻ったりするので、また今回壁紙に選びました。
ちょっと楳図かずお、っぽい作品です。)
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