Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

アメリカの電子投票におけるVVPATの現状と課題

2007年06月07日 | 選挙制度
「アメリカの電子投票におけるVVPATの現状と課題」

『情報ネットワークローレビュー第6巻』に掲載されました。

【要旨】
アメリカの電子投票法制の現状を検討した。連邦法であるHelp America Vote Actで投票記録を紙に印字することが定められているが、州法では直接記録方式電子投((DRE = Direct Recording Electronic)システムに投票確認用監査証跡紙(VVPAT = Voter Verified Paper Audit Trail)の装備を義務づける方向であり、カリフォルニア州ほかの多くの州においてVVPATの導入が進んでいる。またアメリカ国立標準技術研究所(NIST)も電子投票機にVVPATを装備するように勧告し、各州の電子投票法制においてDREシステムに対して規制を加えつつあることを論じた(レフェリー制査読をへて掲載)。
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