わが子の卒業式に出席できない親たちが、学校の敷地内や自宅で、サウンドのみ配信されたその式の様子を聞いて、それでもわが子の成長に涙し、拍手を送る姿をテレビでみる。何処の国、日本の各地市町村で新たに何人感染しましたというニュースが連日続く。日本人男性の陽性感染者が他者にうつす悪意をもって出歩くだなんてナンセンスなニュースも流れ、とうとうWHOからパンデミックの宣言が出た。
ただただ、「ひどいっ!!!」って思うしか、無い。。。。
わたしの孫たちは、まだ紙おむつをしている乳幼児だけれど喘息を抱えており、同居する両親は後期高齢者で喘息患者でもあり、要するにどちらも感染したら重篤化する懸念があるため、このたびの新型肺炎の流行は、わたしの心も休まる時がない。
早く鎮静化し、今病床におられる方たちが一刻も早く治って、元の生活が取り戻せるよう、世界中の人たちが防疫に励み、互いを思いやって助け合わないといけない。今さらながらに、手洗い励行や咳エチケット、マスクの着用は自衛のみならず他人への飛沫感染をも防ぐという基本的なことが、連日報道され病院や公共施設の入り口などいたるところに注意喚起の紙が貼られている。
3月に、卒業旅行や、春休みを迎える子供たちのために家族で出かける予定をしていた人などは残念だろう。また、キャンセルばかり続くとサービス業従事者の人たちには死活問題だ。勿論、別の意味で医療現場に就いている医師や看護師、助手の方たち、介護施設などでヘルバーや作業療法士としていかねばならない方たちも命を削って稼働してくださっている。濃厚感染、クラスター、トリアージ等ふだん使わない言葉も飛び交っている。非常事態だと、痛烈に感じる・・・・
3月11日を前後して、東日本大震災から10年目ということで、特集番組も多く見受けられた。地震という自然災害に原発事故という人災が重なったその被害ははかりしれないし、いまもなお、平穏な生活を取り戻せていない被災者がたくさんいらっしゃる。
同じく、新型コロナウィルスの世界的流行は、「人が操作して簡単に解決できるものではない」という意味では、ウィルスの暴走という天災でもあり感染拡大を防ぎきれなかった人災も重なっている気がしている。
世界経済が乱高下し、不要不急の外出は自粛、イベント等の中止、等々、気持ちが滅入ってしまう空気が蔓延している毎日だ。
世界がそういう暗い色に染められている中、家にいてるからこその小さなHappyがおこった。新型コロナウィルスでイベント開催がキャンセルになり、今日の仕事がなくなってしまったと、遠方に住む20年来の親友から電話が来た。普段は忙しく、互いの生活リズムが違い時間が合わないので、年に何度か電話で話し、何年かおきに会う、そんなだが、4か月以上ぶりに長電話で話せた。
他愛もない内容だが、なんでも話せる親友と時間を気にすることなく話ができて、同居の両親への配慮で外出を控え、孫の顔をみに娘家族のところへ遊びに行くことも自粛していたわたしには、ちょっとした息抜きともなり、むしろ「こんなに新型コロナウィルスのせいでストレスがかかっていたの?」と自覚させられたりもした。
知らないうちに、心に負荷がかかると、普段ならなんでもないことでも敏感に反応してしまい、心身ともにダメージを受けやすい。心って、それくらいデリケートなものなのだ。だからこそ。
息抜きや、ストレス発散は大事なことだし、不安を不必要に増大させることは心や身体によくない。
”小さなHappy” を自分で見つけて、新型コロナウィルスが寄ってこないように、
毎日を過ごしたい。
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