このタイトルは、古代シャンシュン王国で発祥したボン教の伝統派「ユンドゥク(永遠の)ボン」から取りました。
しかし今回は話の流れから、近未来で需要が高まるとしたボン(大麻)について語らせて貰います。
ボンの精神作用はTHCとCBDに依るコトが知られており、CBDには幻覚作用がないので最近日本でも流通し始めました。
「医療大麻」という言葉も市民権を獲得しつつあり、これはTHCとCBDの脳に及ぼす作用が解明されて来て、用量用法を間違えなければ有益に働くコトが解明されて来たからです。

こうした、ニューロンを活発化させて不安感を取り除く作用は、インドでは紀元前から知られ用いられて来ました。
大麻はアフリカにも多く自生しているので、人と大麻との関わり恐らく数十万年にも及ぶでしょう。

因みに、ここで述べられている様にTHCは短期記憶に一時的な障害をもたらします。
それが即ち「幻覚作用」ですが、これはヒンドゥー教では「聖なる感覚」とされ、宗教儀式では欠かせないモノになっています。
この「サイケデリック」は賛否の別れる所ですが、感覚的にはモノゴトがみんな新鮮に感じられ、些細なコトにも感動を覚えて、特に音楽や映画や本には「ディグ(入り込む)」するコトが出来ます。
確かに物覚えは悪くなりますが、感覚的にはつまらない考えを忘れられて、より大切な「本来の自分の思い」を取り戻せた気になれます。
60年代ヒッピー-カルチャーではこうした感覚が人類に「愛と平和」をもたらすとし、その流れをくむ「神との対話」(世界的ベストセラー)という本では神が「ヒトを平和に導くためにボンを創ったので、もっと積極的に摂取して欲しい。」と直接的に推しています。
この「創造論」を補足しますと、植物と動物は食を通じて「共進化」して来ており、ヒトがエンド-カンナビノイド-システムを獲得したのはボンを食べ続けて来たからで、このボンとの生理的な関わりは永遠に続いて行くと思えます。