土の呼吸
土に生き埋めになったサイオンの描写は、彼の主観から描こうかと思っております。 その前にまず、一般的な「土の呼吸」について述べます。 これは主に微生物が有機物を分解してCO2が放出...
土行について
前回インドのサドゥーの話になったので、懐かしさから寄り道させて頂きます。 二十歳の時に私はベナレスでこうしたサドゥーに弟子入り(一月程)した経験があったりします。80年も飲ま...
土に還る
今回は、哲学的な面から土を論じてみます。 生き物が地球に誕生してから約40億年の歳月が経っており、地中深くにまで化石燃料が存在している事から、地球(地表)の土はみんな生き物の化...
農聖遷化
いよいよこの「賞(シャン)」の章もラストを迎え、地上に天国を作る為に祭恩は土に還ります。 恩諧の肉体は自らの共生菌によって分解され、その特別な菌達は養分を得てどんどん増えて行きま...
専制政治に終止符を打つ
とうとう七番目の「終」の章に辿り着きました。 この「シュウ」の章はずっと政治的な葛藤を描いて来ましたが、それを終わらせる目的で書きます。 専制政治に終止符を打つことは、香港時代革...
真実を 語る責務を 持つ男 革命の業 浄化できるか
この文革期(66~76)、社会は混乱して人民は何が真実か見極められなくなっていました。 良心的...
自己批判 総括するは 人のサガ いったい誰が 裁きを下せる?
「総括せよ!」と言う山本太郎のセリフがとても印象的な、浅間山荘事件('72)を描いた「光の雨」という映画があります。 この事件を起こした連合赤軍は、文化大革命と紅衛兵...
1925(昭和元年)の中国
昭和元年の中国にタイムスリップするのですが(曹希聖の回想として)、その頃の社会状況をザッと述べさせて貰います。 中国は1912年に孫文の革命で一応「中華民国」として統一されました...
『鋼鉄はいかに鍛えられたか』
この本は共産圏で最も多くの人に読まれており、その発行部数3640万冊は世界史上でもトップみたいです。(聖書を除く...
四海奔騰雲水怒り 五洲震濤風雷激し
これは文化大革命の争乱を人民が表現した七字烈句です。 何がそんなに五洲を震濤させたかと言うと、当時国家主席だった劉少奇が毛により打倒された事で、それまで学校や単位(職場)で革命を...