実際のドラマのラストシーンを利用して
創作でラストを考えてみました。
今回は長くなりそうなので
まずは Part1ということで…
妄想の世界を
お楽しみ下さい。
******************************
ゴヌクの腹に広がる血痕を見て
急に怖くなるモネ。
(私…何を…?)
頭の中が混乱し,自分が何をしゃべっているのか
何がどうなったのか 分からない。
朦朧としたまま 逃げるように ゴヌクの家を飛び出す。
「モネヤ…」
ゴヌクの消えそうな声が 背中から追いかけてくる。
(夢よ…そう…夢… 悪い夢だわ…)
(わたしのせいじゃない…ゴヌクオッパがいけないのよ
悪いのは わたしじゃない…)
むちゃくちゃな運転で 自動車を走らせるモネ。
交差点で曲がってきた対向車と 危うく 接触しそうになる。
ハンドルを切り 路肩に乗り上げ 停車。
ハンドルに突っ伏して 動かないモネ。
<ゴヌクの部屋>
そのころ ゴヌクは 自宅からモネの痕跡と
床の血痕を 消し去り 街へ。
よろける足で それでも自宅からできるだけ遠くを
目指そうと 必死で歩く。
(モネ…ごめん。テラ姉さん…ごめん。父さん…ごめん。)
ミアネ…の言葉が 脳裏に渦巻く。
(テソン…ごめん。ソニョン姉さん… ごめん。 …ジェイン… ごめん。)
(これでいい。…最初から 生まれてこなければ よかったんだ。)
足が絡んで どうっと 倒れ込む。
「大丈夫ですか?」
明洞の繁華街。街には10時を回っても まだ人の姿がある。
道行く人が 酔っぱらいかと思って 声をかける。
「…………。」
苦笑いしながら 手で相手を制止 立ち上がる。
渾身の 力を出して 背筋を伸ばし 腹の血痕に気づかれねよう
スーツのボタンを止める。
しかし 10歩も行かないうちに また 足がよろける。
電信柱に手をかけ 息を整えようと 頑張ってみるが
もう 腹はおろか 全身のどこにも力が入らないようだ。
「…父さん…ごめん。」
小さくつぶやくと 電柱の足もとに崩れるように座り込む。
―つづく―
************************************
勝手気ままに妄想していますが
できるだけ ドラマのラストシーンを
生かして行こうと考えています。
次回をお楽しみに~(^_^)
創作でラストを考えてみました。
今回は長くなりそうなので
まずは Part1ということで…
妄想の世界を
お楽しみ下さい。
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ゴヌクの腹に広がる血痕を見て
急に怖くなるモネ。
(私…何を…?)
頭の中が混乱し,自分が何をしゃべっているのか
何がどうなったのか 分からない。
朦朧としたまま 逃げるように ゴヌクの家を飛び出す。
「モネヤ…」
ゴヌクの消えそうな声が 背中から追いかけてくる。
(夢よ…そう…夢… 悪い夢だわ…)
(わたしのせいじゃない…ゴヌクオッパがいけないのよ
悪いのは わたしじゃない…)
むちゃくちゃな運転で 自動車を走らせるモネ。
交差点で曲がってきた対向車と 危うく 接触しそうになる。
ハンドルを切り 路肩に乗り上げ 停車。
ハンドルに突っ伏して 動かないモネ。
<ゴヌクの部屋>
そのころ ゴヌクは 自宅からモネの痕跡と
床の血痕を 消し去り 街へ。
よろける足で それでも自宅からできるだけ遠くを
目指そうと 必死で歩く。
(モネ…ごめん。テラ姉さん…ごめん。父さん…ごめん。)
ミアネ…の言葉が 脳裏に渦巻く。
(テソン…ごめん。ソニョン姉さん… ごめん。 …ジェイン… ごめん。)
(これでいい。…最初から 生まれてこなければ よかったんだ。)
足が絡んで どうっと 倒れ込む。
「大丈夫ですか?」
明洞の繁華街。街には10時を回っても まだ人の姿がある。
道行く人が 酔っぱらいかと思って 声をかける。
「…………。」
苦笑いしながら 手で相手を制止 立ち上がる。
渾身の 力を出して 背筋を伸ばし 腹の血痕に気づかれねよう
スーツのボタンを止める。
しかし 10歩も行かないうちに また 足がよろける。
電信柱に手をかけ 息を整えようと 頑張ってみるが
もう 腹はおろか 全身のどこにも力が入らないようだ。
「…父さん…ごめん。」
小さくつぶやくと 電柱の足もとに崩れるように座り込む。
―つづく―
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勝手気ままに妄想していますが
できるだけ ドラマのラストシーンを
生かして行こうと考えています。
次回をお楽しみに~(^_^)