「権利主張慣れている」「びくびくする必要ない」 中間市長、解放同盟に言及
福岡県中間市の福田健次市長は28日、幹部級職員への年末訓示で、解放同盟を名指しして「権利を主張することに慣れている。職員はびくびくする必要はない」などと発言した。
同市は年に1度、団体交渉として解放同盟の関係者と人権問題について議論。今年は25日にあり、市長や幹部が出席していた。
福田市長は訓示の途中、「ちょっとだけ嫌みを言わせてもらうとすれば」と前置きして解放同盟について言及。「己が変われば良いだけなのに、なぜか権利を主張することに慣れている」「(職員が)びくびくしているのが何十年も続いたから、こういうことが続いている」と述べた。
西日本新聞の取材に福田市長は「差別を助長する考えはない。市を良い方向に変えていくため、職員に解放同盟関係者と腹を割って向き合うように伝えたかった。誤解を招いたのなら、謝罪する」と釈明した。
平成30年12月29日 西日本新聞
【 所 感 】
「せんせい、あのね…」に代表されるような教育環境のなかで、幼少のころから自己主張することばかりを植え付けられれば、市長の懸念される「なぜか権利を主張することに慣れている」というのは仕方のないことかもしれない。
そのうえ、あらゆる「権利」というものが蔓延し、まさに『権利の濫用』ならぬ『権利の乱用』が横行してしまった。
こうした悪しき慣習のなかで、差別なき差別が生み出され〔特権の獲得〕、そして、罪なき罪が作り出されてしまい〔人権救済法〕、いまなおわが国はその後遺症から抜け出せずにいる。
そんな中、今回の福田市長の力強いメッセージというのは、「公」職員すべてを奮い立たせるやもしれないですし、また地域住民の方々も勇気づけられることにもなりましょう。
そうして地域住民が一体となりさえすれば、解放同盟なるものもやがては解消され、明るい地域社会へと生まれかわるやもしれません。
汚職と利権にまみれた国政ではなく、やはり地域社会が変わらなければ、この国はなにも変わることがないということを、改めて実感させられた気がします。
【 ご訪問、有難う御座いました。 】