和貴の『 以 和 為 貴 』

論語:161日目 令すと雖も従わず


令(れい)すと雖(いえど)も従わず


「子 曰(のたま)わく、其の身正しければ、令せずして行われ、其の身正しからざれば令すと雖も従わず。」


■その意味は?

孔子(先生)が言われた。
『上にある者が正しければ、命令しなくともよく行われ、正しくなければ、どんなに厳しい命令を下しても、民はついてくるものではない。』

(「論語」一日一言より)


■感想

官と民というよりも、まずは民と民〔人と人〕との信頼関係があればこそであるが、それが多種多様化されれば、その信頼関係は希薄となるは言うに及ばない。

然るに厳罰な法令が求められる社会へと変貌することにはなるが、その怒りの矛先は行政や政府へと向けられ、やがて悲惨な戦争や革命により国は崩壊へと進む。

よって何を以て民と民〔人と人〕との信頼関係を構築すべきなのか、それこそが、 "以和為貴" といえるのではないだろうか。


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