愛して能く労する
「子 曰(のたま)わく、之を愛して能(よ)く労(ろう)せしむること勿(なか)らんや。忠にして能く誨(おし)うること勿らんや。」
■その意味は?
孔子(先生)が言われた。
『わが子を可愛がるばかりで、苦労をさせないということがあろうか。まごころを尽くすばかりで、道理を説くことがなくてよいものか。』
■感想
「ゆとり」の意味を履き違え、こどもたちから「学問の自由」を奪い、「知識の押し込み」に躍起となることが本当にわが子を愛していることに繋がるだろうか?
いつまでも好景気な世が続くはずもなく、いつまでも平和な世が続くはずもない。
その世代その世代の人々が、自らの頭で考え、自らの手で拵えていくものであり、憲法にも明記されているが如き、教育の根幹ともいえる「学問の自由」を奪うことは、決してあってはならない。