和貴の『 以 和 為 貴 』

家族の尊さの意味

「家族」というのは、われわれ人類にとっては「平和」や「自由」や「愛」などと並び、とても尊いものです。

そんな尊いものではありますが、現代日本人は容易く「家族」を口にする人が増えました。


家族構成は?
と聞かれますと、多くの日本人は祖父母や父母や兄弟を連想します。なかにはペットまでも家族の一員だと連想する人もいます。

確かに「家族」という言葉を調べますと、現代的には大きく2つに分類されると思います。

1、居住を共にするもの
2、居住を共にしないが、血縁関係にあるもの
(この2つを称して「核家族」と呼びます)

こうした現代のわが国の「家族」の在り様を見ますと、とても残念な想いであります。冒頭、「家族」は尊いといいました。深く考えることでその答えは見えてきます。


わが国は古来より、「家族」における最小個別集団を、国家繁栄の礎であるとされてきました。ですから家族が乱れれば国も乱れるというのです。いきなり国が乱れるというわけではありませんが、まずは地域が乱れます。結果、国が乱れるのです。

これはわが国最大の弱点とも言えることでしょうが、先人たちが永く守り続けてこられたお陰で、日本という国は世界の中でも屈指の歴史や伝統文化を持つことが出来たのです。

天皇を中心とし、国民も先人先祖を敬う心(精神)こそがわが国における「家族」の本当の意味であります。さらには次世代を担うであろう子孫にまでその幅は広がります。

「家族」をテレビCMや企業広告など、さらには実生活の中においても頻繁に見聞きすることがありますが、これは現代的な家族(核家族)に過ぎません。

そして核家族化されたわが国は、今後あらゆる国難と対峙しなければならなくなるでしょうが、すでに政治レベルでの家族の復興はゼロと言っても過言でなく、家族の本当の意味を知り行動することでしか日本という国は守れなくなりました。

政治や外交や経済、さらには強力な兵器を有することで強い国家を維持しようと息巻く右巻き日本人や、左巻き日本人たちもいますが、本当にそれらで平和な世を成就することが出来るのでしょうか?

戦争や暴力革命を美化し、自由資本の名のもとに富裕層と貧困層の格差は広がり、新たな差別を生み出し、一体誰が誰のための平和だというのでしょうか。

真の平和とは家族の繋がりを第一に考え、敬い尊重し合える心があればこそでありますが、現代日本人は核家族化の中で、その意味を大きく履き違えています。

私が最も訴えたいのは、家族の繋がりとは一体何なのか、ということです。

休日になれば一家団欒で遊びにいくことが家族の繋がりですか?子供が学校でいじめられているからといって、父母が怒鳴り込みにいくことが家族の繋がりですか?子供に良い大学へ進学してほしいから父母が必死で働くことが家族の繋がりですか?

私が考える「繋がり」とは、先祖代々の教えを忠実に守り、そして子孫に伝えることであります。


そして、それこそがわが国古来の「家族」の姿であり、われわれの先人たちが命懸けで守ってこられたものであります。


しかし、過去こうした形(カタチ)に嵌まらない生き方をする日本人もいました。所謂"ならず者"や"かぶき者"と呼ばれる者たちではありますが、核家族化されれば形がないため、このような自由奔放、やりたい放題の日本人が増えるのは当然のことであります。(行き過ぎた個人主義)

平和や愛の尊さも良いでしょう。しかし、まずは家族の尊さの意味を深く考えなくては、真の平和や愛には繋がっていかないと思います。


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