ある願いを込めながら 色紙でツルを折る
その願いが届くかどうかはわかない・・・
ところが ツルを折るたび
"願い" が "感謝" の気持ちに変わっていくのだ
あぁ 子として生まれてきてくれて
本当に有難う
と・・・
そして想う
ツルは単なる "鶴" ではなく
この世の天地(あまつち)そのものなんだと
自分の子どもといえども
天地からの借り物に過ぎず
そんな子を想うたびに
その偉大さに気づいていく
もはや 願いではなく
感謝の気持ちでいっぱいで
涙が止まらない・・・
本当にありがとう
そして
これからもずっと・・・
Konjaku Monogatari (Stories modern and ancient) - Eri Sugai